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162 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/04(土) 12:06:15
遠野物語の「寒戸の婆」。

ある村で、若い娘が一人行方不明になる。
身内は必死で探すが、一向に見つからぬまま二、三十年ほどの月日が流れた。
ある吹雪の夜、娘の実家の戸を叩く音がし、家人が戸を開けると
娘を名乗るぼろぼろの老婆が立っていた。
娘は出された食べ物を貪り食うが、手づかみで食べるさまは化物じみてすらいた。
周囲の気味悪げな視線に気付いたのか、娘を名乗る老婆は「帰る」と言って
どこへともなく去っていった。
それ以来、風邪の強い冬の晩には「寒戸の婆が来る」と言われるようになったという。

娘がどこへ行っていたのか、行方不明の期間中どうしていたのか、
なぜ急に帰ってきたのかまったく分からず、
しかも家族にも受け入れられなくなっているのが後味悪いというか。

 

遠野物語―付・遠野物語拾遺 (角川ソフィア文庫)
遠野物語―付・遠野物語拾遺
(角川ソフィア文庫)


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