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426 名前:ナイフ 1 投稿日:2007/08/29(水) 20:47:52
心にナイフをしのばせて

一九六九年春、川崎にある男子高校で、一年生が同級生に殺されるという事件が発生した。
被害者はめった刺しにされた上、首を切断されていた。
神戸で「酒鬼薔薇」事件が起こる、二十八年前のことだ。
本書は、犯人の少年Aのその後と、被害者遺族を襲った悲劇を丹念に追ったルポルタージュである。
当初この作品は、少年Aのその後を追ったものとして雑誌に発表された。
だが後に、著者は改めて、被害者の母親と妹への数年にわたるインタビューや取材を重ねることとなる。


427 名前:ナイフ 2 投稿日:2007/08/29(水) 20:48:30
「雑誌に発表した当時は、加害者の“更生”が問題になっていて、加害者を追跡して
 現在の姿を見定めるのが、ひとつの目的でした。加害者の更生というのは、
 一般的には社会復帰できたことを指します。
 だけどそれは加害者側の問題であって、加害者が起こした事件には表裏一体で被害者がいる。
 加害者の更生は、被害者との関係性の中で論じなければ意味がないのではないか、と思ったんです。
 そこで、この三十年間をどう生きてきたのかを含めて、
 被害者側の話を聞かせてもらうことにしました」

428 名前:ナイフ 3 投稿日:2007/08/29(水) 20:49:00
そこで語られた遺族の生活は、あまりにも辛い。人格障害を疑われるほど錯乱した母。
悲しみを胸のうちに押し込み、必死で母を支えようとする父。壊れそうな家庭の中で、
両親への反抗やリストカットでバランスをとろうとする妹。
だがそもそも、こうした証言を得るのに著者は苦労する。
母親は、あまりのショックに、事件後数年の記憶を失っていたのだ。
「こんな事態は想定していませんでした。しゃべりたくないか、隠しているんだろうと思って。
 しばらく経ってこれはヘンだと思い、妹さんを交えて話してみて初めて、
 記憶をなくしていることが判明したんです。遺族の受けた衝撃は、推測していたけれど、
 何年にもわたって記憶を失ってしまうほどの衝撃というのは、想像がつかないですよ」

429 名前:ナイフ 4 投稿日:2007/08/29(水) 20:50:20
Aは普通の職業に就けず、その日暮らしをしているのでは、と被害者の母親は気遣いさえ見せていた。
だが現在、Aは弁護士となり、法律事務所を経営するほどの成功を収めている。
被害者本人と家族への謝罪は、一度としてない。
「罪を犯した人間が更生できないと断じるのは問題があるけれど、
 被害者の意見も聞いたうえで更生しているかどうかを考えていかないと、
 この家族のように三十年も苦しみつづけることになってしまいます」

432 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/29(水) 21:29:36
死んだ人間には人権が無いってなんかで見たときにむかついたのを思い出した。
馬鹿に殺されたから死体になったんだろが。
殺される前は被害者だって加害者と同等に権利を持ってたんだろうに、
なんで無理矢理命を奪った方だけ尊重されんだよ。
真面目に暮らしてるヤツは馬鹿を見るのが当たり前で、やったもん勝ちってことか?
他の人より馬鹿で無神経で他人の人権尊重できないヤツが一番守られるってどういう法律だよ。

433 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/29(水) 21:31:11
その弁護士だれだろうね。知りたいな。

434 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/29(水) 21:36:57
でもイジメられてたやつがイジメてた奴に復讐したんだよなあの事件。
自殺するくらいなら相手を殺す。うむ後味すっきり。

438 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/29(水) 21:58:36
>>426

あ~、それちらっと読んだけど確かに後味わるかったね
加害者は賠償金も全然払ってないんだよな。
生活が苦しかったからって。
著者(だったと思うけど、違ったらごめん)が
成功者になった今なら賠償金が払えるんじゃないかと問うと、
「なんだ、あいつらは金に困っているのか。だったら貸してやる」と答える元少年A。

実際に金を貸付けにやってきたので
「お金が欲しいんじゃない、ちゃんと謝罪してほしいだけだ」と断ると
「金が要るっていうから、わざわざ貸しに来てやったのに」と怒るシーンもあった気がする。


440 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/29(水) 22:10:58
>>433
ググれ

ヒント「サレジオ事件」


441 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/29(水) 22:20:21
>>438
能力高い人なんだろうけど、やっぱ性格的に破綻してるんだろうね。>加害者

遺族が個人的に接触してきただけならともかく、ルポライターが間に入ってるのに
>>438みたいな事平気で言えるのが凄い。
内心そう思ってても、「自分も被害者だった」とか反論するとか、形だけでも謝罪した方が
世間的におさまりがつくだろうに、ルポライターに自分の行動や発言公表されて地位がヤバくなるとか
考えなかったのだろうか。

いじめは加害者の一方的な思い込みという説も読んだような気がする。
当たってるかもね。


444 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/30(木) 00:20:44
いまちょっとググッてきたら、後味悪いどころじゃねーな。
フィクションじゃないところがたまらねぇ。こんなのが弁護士か。

455 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/08/30(木) 17:15:15
>>441
あれはルポライターの捏造がヒドイからなあ。
なんで記憶喪失なのに、もと少年犯の心配をしてるんだ?
矛盾だらけなんだよあの本。

 

心にナイフをしのばせて (文春文庫)
心にナイフをしのばせて (文春文庫)


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