トゥルーマン・ショー
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328 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/18(火) 19:42:42
- 「トゥルーマン・ショー」
とある小さな島シーヘブンにある平和な町で、
ごくごく平凡な毎日を送るサラリーマンのトゥルーマン。
妻と2人暮らしで、父親は子供の頃に水難事故で亡くしている。
それがトラウマとなり、水辺に近づくことを恐れている。トゥルーマンには学生時代に忘れられない女性がいた。
その女性シルヴィアからトゥルーマンは謎の言葉を聞く。
「あなたの人生は本当の人生ではなく、作り物だ」と。
そこに彼女の父親が現れ、彼女は精神を患っており、
フィジー島へ療養にいくと言って彼女を連れ去った。トゥルーマンは、密かに彼女に会いにフィジーへ行く計画を立てるが、
妻や町じゅうの人々が何故か自分の行く手を阻もうとする。
それだけでなく、自分は常に監視されているように思い始める。ある日、町で死んだはずの父親を見かけるが、何者かに連れ去られる。
トゥルーマンは後を追おうとするが、また町の人々が行く手を阻む。
やはり自分は何かの陰謀に巻き込まれていると確信する。
幼馴染の親友に相談するが、気のせいだと諭され、
何故かいきなりトゥルーマン父親を連れてきて、感動の再会を果たす。
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329 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/18(火) 19:43:54
- 実は、シーヘブンはハリウッドにある巨大セットで、
妻も親友も町の人々もすべて俳優やエキストラだった。
俳優の行動やせりふはもちろん、天候や太陽の動きまで
すべてはプロデューサーの指示で動いている。トゥルーマンは生まれてくることを望まれない子供で、
TV局が養子契約を交わし、出産の瞬間から今まで、
24時間すべての行動を隠しカメラで全世界に中継されている
人気TVショーの主人公だった。それを知らないのは本人だけ。成長にしたがって、外の世界に興味を持ち始めるトゥルーマン。
シーヘブン(セット)から外に出さないために、
父親役を水死させて、水に恐怖感を持たせるように仕向けた。
(父親の再登場は、番組を降ろされたことに不満をもちセットに紛れ込んだため)
エキストラの女子大生だったシルヴィアも、
トゥルーマンに真実を知らせたことで番組を降ろされていたのだった。一見、平静を取り戻したかに見えたトゥルーマンだったが、
TV局のスタッフがカメラから目を離した隙に、どこかに姿を消してしまう。
スタッフはエキストラを総動員してセットの中を隈なく捜すが見つからない。
残るのは島の周囲を囲む海だけ。プロデューサーは海へとカメラを向ける。そこにはボートで島から出ようとするトゥルーマンの姿があった。
プロデューザーは船旅を諦めさるために、嵐と高波を起こしボートを転覆させようとするが、
どうしても島の外に出たいトゥルーマンの気力に負け失敗に終わる。
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330 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/18(火) 19:44:50
- どこまでも続く青い空と水平線。と思った瞬間、ボートが何かにぶち当たる。
それは空と雲の書割の描かれたセットの壁だった。壁を伝っていくと出口を見つける。
呆然とするトゥルーマン。カメラ越しにトゥルーマンに語り掛けるプロデューサー。
我が子のように見守ってきたこと、作り物の世界にこそ真実があること、
そして恐怖で外に出ることができないであろうと。
しかしトゥルーマンはカメラに向かいにっこり笑って一礼すると、出口から出て行った。その様子は中継され、世界中が感動に包まれた。
次の瞬間、視聴者はTVガイドを手にとっていた。
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332 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/19(水) 00:01:38
- >>329-330
乙
ブラックさよりありえなささが強すぎる気がするが
それはきっと実際に映画を見れば気にならないことなんだろうな