ワンス・ウォリアーズ

635 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/05(土) 20:50:57
何年か前に民放で見た深夜映画。かなりウロなので間違いあるかも。
確かマオリウォリアーズとかそんなようなタイトル。長文になっちゃったんで先に謝っとく…。

主人公とその夫と息子二人、末に娘が一人の家族の話。
主人公である母親はマオリ族出身の女性。父親は仕事の続かないDV野郎で仕事を辞めてきては
妻と喧嘩になりぶん殴ったり酒浸りになったり。妻の部族も気に入らない様子。
上の息子は家を出ていて時々金をせびりにくる、全身マオリの刺青を入れたDQNぽい人。
下の息子はそんな兄をリスペクトしてグレた、家庭裁判所に呼ばれるようなプチDQN。
末娘は対照的に大人しい小説を書くのが好きな子。子供達は仲がいい。
夫婦はたまには仲良く家に友人を招いてホームパーティーなど開き、父親の弾き語りで
デュエットを披露したりして睦まじく過ごすがそのパーティー中、母親の夫友人への些細な言動が
父親の逆鱗に触れて母親ボコボコ→レイープ。パーティーの翌日は下の息子の家庭裁判所に行く日だったが、
母親はベッドから起き上がれず行けなくなってしまう。そのせいだかなんだか下の息子は少年院に入る事に。
仲の良かった末娘は会いたい一心で家を抜け出し、
大事にしている小説兼日記のノートを抱えて兄に会いに行こうと試みる。
しかし結局会えず、夜遅くに家に戻ると父親が飲み仲間を家に呼んで酒盛り中。当然キレる父親。
場の空気が悪いのを気にした飲み仲間の一人が父親を宥めにかかり、
末娘に「さあ、おじさんにおやすみのキスをして二階に行ってしまいなさい」と優しく声をかける。


636 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/01/05(土) 20:52:14
しかし末娘はそれを激しく拒否。その態度にますますキレた父親は末娘を張り倒し、
「女の癖に小説なんか書きやがって!」と大事なノートを取り上げて真っ二つに破ってしまう。
絶望して家を飛び出す末娘。そのままいつまで立っても家に戻ってくる様子のない娘を心配した母親が
家の外に出ると、庭の木に見覚えのない影が。それは首を吊って庭木にぶらさがった末娘だった。
泣き叫ぶ母親とさすがにショックで呆然とする父親。
マオリの葬儀で娘を弔った後、母親が離婚を決意して荷物を整理していると、
娘の遺品からあの父親に破られたノートを発見。貼り合わせて読んだ母親の顔色が変わり、
酒場であの日の仲間と飲んだくれていた父親の所へ走ってノートを突き付けた。
ノートを読んだ父親の顔が鬼の形相に変わっていく。
「○月×日 昨夜もあのおじさんがベッドに入ってきて体を触られた。~~……」
あの日娘に「おじさんにキスして」と声をかけて飲み仲間は、影で娘に継続的な性的暴行を働いていたのだった。
真っ青で弁解する飲み仲間の頭を酒瓶でカチ割り、椅子を叩きつけ血ダルマにして殴り続ける父親。多分殺してる。
最後、息子達と車に乗り込み故郷へ帰っていく母親のシーンを黒地に赤の文字のタイトルがバン!と塗り潰してEND。

全体的な救われなさと首吊りのショック、血塗れのおっさんにとどめを刺す父親の
物凄い形相が強烈に残ってる。数日くらい気持ちが沈んだ…。

 

ワンス・ウォリアーズ [VHS]
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ワンス・ウォリアーズ (文春文庫)(原作)
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