惨劇館(御茶漬海苔)

108 名前:1/2 投稿日:2008/02/05(火) 21:32:38
御茶漬海苔の「惨劇館」にあった話。うろ覚えな部分も有り。

主人公の少女(小学生くらい)は、夏休みに祖母の住む村に来た。
近所の女の子と友達になり、一緒に湖に遊びに行った。
友人はそこにあった祠のようなものから、2つの玉を取り出し
「内緒だよ」と言ってひとつを主人公にくれる。

しばらくすると村は大騒ぎになる。
友人がくれた玉は湖に住む鬼に捧げたものであり、
持ち出すと鬼がやってきて大変な事になるという。
血相を変えて玉を捜す大人達の様子に
どうしよう、どうしようと悩むものの
友人に「内緒だ」と言われた手前、
主人公は正直に言い出せない。

すると、玉がひとつ見つかった、と声が上がる
友人が隠し持っていた玉が見つかったのだ。友人は大人達にボコボコにされていた。
「もうひとつはどこだ」と問われるも
「あんなもの食ってしまった」と言い返した友人は
その場で腹を切り裂かれてしまう。
当然腹の中からも玉は見つからず、半狂乱になる大人達。


109 名前:2/2 投稿日:2008/02/05(火) 21:34:57
恐ろしい光景にパニックになった主人公は
自分の持っていた玉を隠すため、食べてしまう。
祖母にも数度玉を持っているか尋ねられるが、もう言い出せるわけもなかった。

夜が来て村に悲鳴が満ちるのを、うずくまり震えて聞く主人公。
鬼がきたのだ。
村人は皆殺しにされ、静かな朝が来る。

主人公が部屋から出ると虫の息の祖母がいた。
「やはりお前が持っていたのか」
「鬼は玉を持つものを襲わないと聞いた」
「お前が正直に言っていれば皆死ななかったのに」
「お前のせいだ」
それだけ言うと祖母はこときれた。

茫然とする主人公の口から
めりめりと鬼の手が出てくる。

案内役みたいなキャラが「あなただったら正直に言えますか」とか言って終り。
怒られるのが嫌で言い出せない→いつばれるかgkbr→発覚して余計に怒られる、
みたいな事は子供時代割とあったので
読んだ時すごく怖かった。
腹掻っ捌きと玉を食べるシーンは前後してたかもしれん。


215 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/07(木) 10:51:54
>>108
疑問なんだが、
玉を持っている者は鬼に襲われないってあるけど、
主人公の友達が持っていて取り上げられた玉がどこかにあるはずだよな。
主人公以外の村人は皆殺しとあるが、もう一人だれか生き残ってないのが不思議だ。

玉を持っている者は鬼に殺されないとおばあちゃんが知っているなら、伝承として大方村人も知っているはず。
どうせ納めるには一つ足りないなら、見つかった方の玉を自分だけ助かりたいやつらで取り合いになりそうな感じだが。


217 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/07(木) 11:00:56
>>215
>茫然とする主人公の口から
>めりめりと鬼の手が出てくる。
球を持ってる物は襲われない=球を持ってるやつが鬼になるから だろ。

218 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/07(木) 11:02:30
>>215
とするとやはり
>>夜が来て村に悲鳴が満ちるのを、うずくまり震えて聞く主人公。
ってのは人間同士の醜い奪い合いで、鬼なんかより人間の汚さのほうが以下略
っていうお約束なのかな

220 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/02/07(木) 11:18:19
>>217
そういう事なのか!
読解力不足で申し訳ない。
玉を飲み込んだ体内から鬼の手が出てきたようだが、
玉から鬼の手がでてきた=玉が孵化した?
から、主人公が内部から無理に破壊されて鬼になるのか?
主人公の手自体が変化するんでなく、内部から新たな手が出てきたとなると、そういう事でいいのか。

というか、その描写に深い意味はなく軽く読めばいい話なのだろうか。

 

惨劇館 1 (ハロウィン少女コミック館)(全10巻)
惨劇館 1
(ハロウィン少女コミック館)(全10巻)