猟犬

33 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/14(水) 12:37:22
おいらの親父は狩猟が趣味。
猟犬を数匹飼ってるんだが、交通事故で死んだ犬以外、家で最後を看取った犬はいない。
犬がいなくなって親父に聞くと、
「良い犬だから、繁殖に使いたいと言う人がいたから貸した」と言われて納得していた。
(猟犬として)血統的に優秀な犬、猟犬の競技会で優秀な成績を収めた犬なんかもいたし、
親父もよく狩猟仲間から成犬を借りていたので、
その言葉を素直に信じていた。

最近、親父が使っていた猟犬の殆どが、数年の使用の後で保健所に行っていたことを知った。
子犬の頃から育てた、可愛かったあの犬も、あの犬も、みんな殺されてたんだと知って、本気でショックだった。


35 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/14(水) 15:35:06
>>33
やっぱ狩猟とか労働目的で飼われてる犬は
年取って繁殖もできなくなったら処分というのがデフォなんだろうか?
ペットじゃないし、犬に対する価値観が違うだろうから父ちゃんを責めることはできんが、
犬=ペットという感覚しか持ってない者からしたら、なんともやりきれない話だね。

36 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/14(水) 16:14:54
殺生を趣味にしている人間は、生物の命に愛情など持たないというのがよくわかるね。
獲物は食糧、家畜は道具。ある意味、虚飾なしに人の本質を地で行ってる感があるな。

38 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/14(水) 17:32:16
親父、昭和一桁生まれの農家の出だから、殺生が趣味っつうか、
本人にとってガキの頃からの日常の延長なんだよ。
春は山でふきやらわらびやらぜんまいやらをとり、夏は海と川で貝やらたこやら鮎やらをとり、
秋はミカン農家の繁忙期なので仕事に精出し、冬は山で鹿と猪を追う。
主な仕事は他にあるし、それを楽しんでいるし、金に換えないから趣味の範疇なだけ。

おいらは、親父のとってくる獲物に関しては食料としてありがたくいただくということで
殺生することには納得してたんだが、犬に関しては「ペット兼使役犬」と勝手に思っていたし、
親父が嘘をついてるなんてかけらも思っていなかったんで、知った時はショックだったんだ。

ちなみに、親父は無神論者・オカルト否定者。
自分が死んだら、骨を散々獲物を殺してきた山に撒いて、山の栄養、川の栄養、海の栄養にしてくれと言っている。


39 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/14(水) 17:44:36
うちの親父も昔はその辺のスズメ捕まえて焼いて喰ってた話とかするなー
まあペットに服着せて「ちゃん」付けしてベタ可愛がりするのと
仕事の道具として使い捨てるのとどちらが正しいかとかはないよなー

41 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/14(水) 19:14:53
狩猟犬の寿命について、
やはり鉄砲撃ちの友人の家では
「犬の寿命はだいたい2~3年」と言っていた
血統書のある専門の猟犬じゃなくただの雑種だが
鼓膜がいかれてしまうこともあり、長生きできないらしい
(耳栓してやれよ…)

うちの犬が18才で死んだ時、その友人にやたら驚かれた
「犬ってそんな生きんの!?」と