ホーム » スレ別 » 後味の悪い話 その86 » 銀色のクリメーヌ(清原なつの)

421 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/23(金) 21:35:19
すごく前に友だちの家で読んだ少女マンガ。なんか急に思い出したので書いてみる。
といっても、作者もタイトルも覚えてないんだけど…
ふつーに可愛らしい、いかにも少女マンガらしいふわふわした可愛い感じの絵柄だったのに
ラストシーンのシビアさとのギャップが衝撃的だった。

オンディーヌとか、キャンディーヌとか、そんな感じの名前を付けられたメスのチンパンジーの話。
生まれた頃から人間(若いイケメン博士)に育てられたので、自分を人間の少女と思ってる。
実際、マンガの中でもチンパンジーはずっとヒラヒラのドレス来た人間の女の子の姿で描写される。
イケメン博士はオンディーヌ(仮)に手話を教えて、
チンパンジーの人間とのコミュニケーション能力についての研究をしている。

手話をよく理解し、情緒面でも人間の少女となんら劣らぬ能力を見せるオンディーヌ(仮)についての研究発表は
発表された当初は大センセーションとして世間を沸かしたが、
やがてあまりにも人間じみたオンディーヌ(仮)の生態について、博士の捏造ではないかと疑われるようになり、
世間の評価が下がるにつれて研究費も削減され、
とうとうイケメン博士はオンディーヌ(仮)の研究を続けられなくなる。

イケメン博士の研究をずっと手伝っていた女博士にオンディーヌ(仮)が怪我をさせてしまった事件をきっかけに
イケメン博士はとうとうオンディーヌ(仮)を薬物の動物実験施設に売却することを決意する。
オンディーヌ(仮)は実験施設に売られた自らの境遇を理解した上で、イケメン博士に向かって
「わたしのささやかな命が、あなたたちの社会に貢献できるこの運命と、
 この気持ちを皆さんに伝える手段をわたしに与えてくれたあなたに心から感謝します」
みたいなことを手話で伝える。
泣きながら実験施設の人たちにオンディーヌ(仮)の言葉を翻訳して伝えるイケメン博士。
ラストシーンは、血液検査されて腕に包帯を巻かれたオンディーヌ(仮)(相変わらず人間美少女の姿)が
コンクリートの殺風景な檻に「ガッシャーン・・・」と閉じ込められてる姿が、一ページまるごと使って描かれてた。
このラストシーン見た瞬間、マジで鳥肌立ったよ…
オンディーヌ(仮)はいろんな薬物投与されて、近い将来ボロボロになって死んでいくんだろうな・・・


425 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/23(金) 22:09:13
>421
清原なつの「銀色のクリメーヌ」

426 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/05/23(金) 22:09:16
>>421
ごめん、オンディーヌの段階でワンナイを思い出して笑ってしまった。

 

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