デスペレーション(スティーブン・キング)

911 名前:1/2 投稿日:2008/06/21(土) 03:51:32
キングで後味悪いと言えばデスペレーションかな。

父、母、息子の三人がドライブ中、警官に止められる。
基地外警官に言いがかりをつけられ脅された挙げ句、三人は近くの街に監禁された。
少年の機転をヒントに、他の監禁被害者と一緒に一行は脱出する。
しかしそこで見たのは住民達が殺し尽くされた街のなれはてだった。
あの警官は完全に基地外だ、逃げなければと思うものの
荒野のど真ん中の孤立した街、足がなければ逃げられない。
車は警官に押さえられている。一行は何とか逃げる手段を模索する。

実は警官は基地外っているのではなく、悪魔に取り憑かれていた。
彼自身ももう死んでいるのだ。
で、悪魔能力利用して一行を追いつめていくのだが、
そこはどっこい少年が神の力を持って対抗する。


912 名前:2/2 投稿日:2008/06/21(土) 03:52:12
少年も少年で秘密があった。
以前、親友が事故で死にかけた時に祈ったのだ。
「神様お願いします。親友の命を助けてください。助けてくださったら僕は何でもします」
神は祈りを聞き届けた。
親友は奇跡的に回復した。そして少年は荒野の街に呼ばれた。

ようするに親友の命助けてやるかわりに悪魔退治しろって言う。
小学生くらいの子供に無茶言うなって言う。
だが少年は神の意志を理解していて代行者として立ち向かっていく。

結果→この騒ぎに巻き込まれた監禁被害者は惨殺される。
母親は警官に捕まった後殺され、身体を乗っ取られる。
悪魔に取り憑かれた母親は腐肉化しながら愛しの我が子を殺そうと襲ってくる。
父親は囮になるためあぼん。
最終的に少年は神との約束を果たしたが、
代わりに死にそうな目にあって両親は悲惨な死を遂げましたとさ。

神様えぐすぎる…


913 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/21(土) 04:40:47
>>912
「退屈を持て余した」
「神と悪魔の」
「命懸けの」
「遊び」

935 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/21(土) 16:11:29
>>913
後味の悪いスレなのに、めちゃくちゃワロタ
モンスターエンジンかよ

しかし、デスペレーションはそんな意味があったのか。
少年の約束のせいで関係ない人が次々に死んだって、悲惨だ。
デスペレーションは前半は狂気がすごくよく描かれてるのに、
後半は唐突に悪魔との戦いになってて惜しい。

 

デスペレーション〈上〉 (新潮文庫)
デスペレーション〈上〉
(新潮文庫)
デスペレーション〈下〉 (新潮文庫)
デスペレーション〈下〉
(新潮文庫)