魚が出てきた日
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578 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/07(日) 17:23:11
- SFコメディ「魚が出てきた日」(40年前のギリシャ映画)
ギリシャの小さな島の近くに戦闘機が墜落し、2人のパイロットが脱出した。
墜落直前2つの原子爆弾と1つの金属製の銀色の箱をパラシュートで落下させていた。
爆弾は海中に沈み、箱は島に落ちた。
島に泳ぎ着いたパイロットは軍に連絡を取ろうとするが、電話代すら持ち合わせていない。
極秘任務で身元を明かせないパイロットたちは、島民から身を隠しながら、
連絡方法を模索する。その間に箱は羊飼いに拾われてしまう。しばらくして軍隊が島にやってくるが、極秘に爆弾と小箱を回収するために、
ホテルの開発業者だと名乗り、ホテル用地を探すふりをする。
爆弾は無事に海中から引き上げることが出来たが、本当の目的は箱の回収だった。
その頃羊飼い夫婦は箱には宝物が入ってると思い込み抉じ開けよう苦戦していた。軍は箱が島に落ちたことは確信しているが、捜索は難航していた。
リゾート開発に色めき立つ島民たちの目を避けるために、
軍は島の半分をホテル用地に買収すると申し出る。
しかしそれが裏目に出て、一晩にして観光客がどっと押し寄せる。
おまけにホテル用地(本当は箱の捜索場所)から古代遺跡が発掘され、
考古学者の一行までやってくる。観光客は更に増え、島は祭りのような騒ぎになっていた。羊飼い夫婦は考古学者の発掘道具を盗み、ついに箱を開けることができたのだが、
箱の中身は宝物ではなかった。落胆した羊飼い夫婦は箱を海に投げ捨ててしまう。
一方海辺では連日連夜陽気な音楽が流れるパーティーが開かれていた。
色鮮やかなドレスに身を包んでダンスに興じる観光客に混じって、
物乞いをするみすぼらしい男がいた。あのパイロットだ。
ようやく軍に連絡するための電話代を手にしたところだった。
その頃、波打ち際には大量の魚の死骸が打ち上げられていた。
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696 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/10(水) 02:25:39
- >>578
遅レスだがラストが微妙に違う。
軍に追い詰められた夫婦。
妻が箱の中身を島中に繋がって海に流れている井戸の中に捨てる。
他人の家の洗濯物を盗んでパーティーに紛れ込んで食事をするパイロットの一人。
パーティーでは井戸の水が配られている。
パイロットは気がふれたように笑いながら水を飲む。
パーティー会場の人々も水を飲む。
そして、海に魚が浮かび上がる。