ホーム » 小説 » 小説/ら行 » リングシリーズ(鈴木光司)

681 名前:「リング」三部作1/2 :2008/09/28(日) 12:04:56
その手のジャンルシフトオチの走りは、
「リング」「らせん」「ループ」の三部作かな?

「リング」は映画にもなった有名なホラー小説。

呪いのビデオを観ると、一週間後に死が訪れる。
偶然にその呪いのビデオを観てしまったジャーナリストが、死の呪いを回避するために奔走する話。
友人の学者に相談したら、「オレにもそのビデオを見せろ」と言ってきたので、
ダビングしたビデオを見せて協力を仰ぐ。
様々な調査をしている間に、同居の妻子が偶然残されていたビデオを観てしまう。
自分が生き残るために、なによりも息子を生かすために、友人学者の協力を得つつ
必死にビデオの由来の調査をすすめ、ついに、そのビデオが貞子という超能力者の女の
死後の怨念が念写したものであるということを突き止める。
貞子の白骨遺体を見つけ出したジャーナリストは、一週間を経過しても死なず、
貞子が成仏したために呪いを回避できたとホッと胸をなでおろした。
しかし、その後、友人学者の遺体が見つかる。
「呪いは解けたはずじゃなかったのか?!このままでは息子が…!」とパニックになるジャーナリスト。

結局、死ななかった自分と死んだ友人学者の違いから
「呪いを回避するためには、ダビングをして呪いのビデオを増殖させ、
 それぞれ別の人間に見せなければいけない」というこに思い至り、
ビデオデッキとダビング用ビデオテープと妻子を自動車に乗せ、
実家の老いた両親の元へ走らせるシーンでEND

…ここまでが「リング」。
まあ、妻子のために両親を犠牲にするのか、とか、
その後この呪いの回避法が広まったらどんどん呪いのビデオが増殖しちゃうじゃん、とか、
良い感じの後味の悪さのある良作ホラーだと思ってて、期待をしながら続編の「らせん」に手を伸ばした。


682 名前:「リング」三部作2/2 :2008/09/28(日) 12:05:21
この先はあまりに酷いジャンルシフトだったので、ストーリーを詳細に覚えていないのだが、

「らせん」は、友人学者の解剖をした監察医が主人公。
友人学者の死因は、何らかの原因で心臓の近くの血管に肉腫ができて
血管を詰まらせたことによる心不全だった。
その後、ジャーナリストの妻子が呪いで死んでいることが提示され、
前作のエンディングで提示された「呪いの回避法」が間違っているとされる。
なんと、呪いの正体は新種のウイルスで、ビデオを観た人間の「網膜から、体内に入り込み」感染し、
一週間で心臓近くの動脈に肉腫を発生させて血流を止めてしまうからだった。

…って、実体を持つウイルスが、何でウイルスの実体を持たないビデオの映像から感染できるんだよ!
超能力のある世界とはいえ、それは酷いだろう?!とツッコミつつ、
怖いもの見たさで「ループ」を手に取ると。

実は、「リング」「らせん」の話は、
「数十万個の巨大コンピュータを使って、電子世界に架空の世界をプログラムし、
 生命の進化と可能性をシミュレーションするプロジェクト」の仮想世界の中のお話しでした。

なんだってー?!orz

前作を気に入った人に対して「うっそぴょーん!」とケツを叩いてみせるような真似を
2連続でやっちゃう作者のメンタリティが、とっても後味悪かったというお話。


687 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 13:16:26
>>682
ワラタ
つまりウイルスはこれまでの接触感染などによるウイルスではなく
可視感染するように感染経路を変えた、コンピュータウイルスだったのか

692 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 14:25:28
映画しか観てないけど、リングだけ観るとすごく面白かったんだよね。
貞子の白い服に髪をバサーっとした姿とか、
テレビからズルズル出てくるところとか、古井戸とか、普通に映像だけでも怖かった。
スプラッター系の怖さじゃなく、日本的な、
なぜかわからないけどこういうの無性に怖いよねって怖さが良くって、
それ期待してらせん借りたらガッカリ…

688 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 13:25:30
天然痘と貞子の合体だった!
っていうのがあった気がするんだけど
あれはなんだっけ?
なんかの記憶違いかな?

696 名前:681 :2008/09/28(日) 16:18:48
>>688
記憶違いじゃない。
「らせん」のウイルスがソレ。

3作目の「ループ」は、仮想世界の外の世界の話なんだよ。
だから、3作目で「1作目と2作目は夢オチでしたー!」って感じ?
「その仮想世界の貞子が、仮想世界の外に影響を与えてどうのこうの」と
いうのが3作目のストーリーなんだが、そんなものどうでもよくなるくらいの
がっかりインパクトだった。

最初から外の世界の話を複線として入れつつ3部作を1つのタイトルの
1つの作品として出していたら、まあまあのSFとして楽しめたと思うんだがなあ。


699 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 16:55:25
>>696
しかも1、2の舞台の仮想世界は、
貞子ウィルスにより滅んでる(貞子しかいなくなってる)かなんかなんだよね。
すごい徒労感。

703 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 18:30:29
小説の方で、貞子はレイプされて殺されたけど
「処女のままで死ぬのは嫌だったろうから…云々」と登場人物が言っていて
ハア?と思った覚えがあるが、記憶違いかもしれません。

706 名前:本当にあった怖い名無し :2008/09/28(日) 22:09:52
小説版リングは、呪いを解くために
主人公と友人学者が地道に調べて、少しずつ貞子の謎に近づいていくところが
真実味があって妙に怖かった

映画版リングは、同じように主人公と学者(主人公の元夫)が調べるけど
実は主人公はサイコメトラーで、
残留思念を読み取ってあっさり貞子の謎に辿りついていた

映画は貞子の怖さが一番の見所だから、
そこまでの長い過程は端折るしかないんだろうけど
超能力設定は反則じゃないの?と、子ども心にも後味が悪くなったのを思い出した

 

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