夢喰見聞(真柴真)
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48 名前:本当にあった怖い名無し :2009/02/05(木) 20:58:27
- 真柴真「夢喰見聞」
舞台は大正時代。カフェ「銀星館」には不思議な杖を使って夢に入り込み
悪夢を喰う存在・貘の蛭孤(ヒルコ)が住み着いている。
そこには悪夢に悩む人が夜な夜な尋ねてくる。ある夜尋ねてきたのは、病で床に伏せっている弟の介護に疲れきった姉。
縄に捕われ、縄の軋む音が響く暗闇の中動けなくなっている夢を見ると言う。
夢に入ってみると、姉の腰には縄が巻き付いていて、後ろから引っ張られていて、ぎしぎしと縄の軋む音がする。
その場所はどうなっているのかと回ってみる。すると、最初の所に戻ってしまう。つまり、環。
縄を辿っていくと襖があり、そこから伸びている。襖の奥からは「姉さん…」と、弟が姉を呼ぶ声が。
身を寄せている親戚には冷たく当たられ、弟の介護に明け暮れる毎日に身も心も疲れきっていた姉は
「もう縛られるのはうんざりなの!私を解放して!」
縄を断ち切り、夢から覚める。しばらく後。一人の少年が銀星館を訪れる。
それは依頼人が介護していた弟で、姉は自殺したと言う。
実は弟の病気はたいしたことはなく、病気が重いふりをしていただけだった。
姉は以前にも自殺を謀っていて、井戸に身を投げるも縄が体に絡まって未遂に終わっていた。
姉がもう自殺しないよう敢えて手のかかる弟を演じていたのだった。
だが結果、姉を再度の自殺へと追い込んでしまう。縄が絡まないよう、断ち切った上で井戸に身を投げて…
説明下手くそですまん。
この漫画は後味いい話探すのが難しいくらい後味悪い話ばかりでこのスレ的には激しくお勧め。
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50 名前:本当にあった怖い名無し :2009/02/05(木) 23:04:14
- >>48
その話は、ハッピーエンドで終わる話が珍しいぐらい後味悪い話のオンパレードだよな。
絵とか雰囲気が独特