ホーム » その他 » 事件・事故 » テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故

301 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/30(木) 09:27:57
たまーに思い出す航空機事故。多分、未だに史上最悪の死者数のはず。
いろいろはしょるが、事故の状況は↓な感じ。

緊急事態により、小型機専用の空港にジャンボジェット機が複数着陸。
何やかんやあり皆が少々を募らせる中、空港に霧が立ちこめる。
ますます焦ったKLM機、離陸開始ポイントまでの移動を希望し、許可を受けた。
1本しかない滑走路を移動する。
それに釣られる形でパンナム機も移動を希望。
管制塔は滑走路途中の待機スペース(みたいな所)への移動を命じる。
そうしてパンナム機もまた滑走路上を動き始めたのだが、先に移動し終えたKLM機が離陸の許可を求めてくる。
もちろん、管制は許可を与えず、パンナム機も自らの存在主張した。
が、KLM機は離陸を強行。結果、2機は正面から衝突し、合わせて600名近い死者を出した。

では、なぜKLM機は離陸を強行したのか。
霧で視界が悪かったとはいえ、管制塔は許可してないし、パンナム機もメッセージを発している。
なのに、なぜ?
大事な会話が為されていた瞬間、ヘテロダイン現象が起きていたのである。
管制塔とKLM機・パンナム機の両機長が同時に交信したため、ノイズが発生、重要な言葉がかき消された。
その状況を以下に示す。

実際の会話
 KLM「ポイントに着いた。離陸許可を願う」(すぐにでも離陸する気満々)
 管制「(ポイントに着いた事に対して)OK……でも、離陸は待て」
 パンナム「パンナム機、まだ滑走路です」

実際に聞こえた会話
 KLM「ポイントに着いた。離陸許可を願う」
 管制「OK……ガガガガ」
 パンナム「ガガガガ」
「OK」のみ聞いたKLM機の機長は、離陸許可が出たと判断。
下っ端の機関士がパンナム機について言及するも離陸を始め、大惨事となってしまった。

他にも小さなミスが積み重ねられてはいたけれど、あまりにタイミングが悪すぎる。
というか、神様見捨て過ぎ。


303 名前:本当にあった怖い名無し :2009/07/30(木) 11:23:13
>>301
その事故に関して聞いた↓エピソードのエピソードも後味が悪かった。

事故を起こした側の機長は優秀だと皆から一目置かれていたベテランで、それゆえ、
発進しようとした時いったんは副操縦士がまだ許可が出ていない事を指摘して制止をかけたものの
イライラしてまた動かそうとした時には機嫌の悪い上司に口を挟めず、そのまま発進してしまった。
ベテランの慢心と油断で苛立ちから判断が狂い、権威と圧力によって部下もそれにストップをかけられなかった。
ところが、事故の知らせを受けた直後、航空会社の幹部は内部調査委員の責任者にその機長を任命するつもりで
彼は今どこにいるのかと一生懸命探し回っていたんだそうな。
それぐらい、信頼はされていたエリート機長だったらしい。

この事故がきっかけとなり、コックピットでの上下関係に関する問題がピックアップされ
改善の必要性が検討されるようになった。

 

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