ナルニア国物語(C.S.ルイス)
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612 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/01(火) 16:30:16
- 子供の頃に読んだ童話も激しく納得できなかったんだよなあ。
 最初は冒険ファンタジーで、主人公の子供達が異世界で大活躍する話だった。
 しかし最終話でいきなり異世界が崩壊する。
 異世界の住人達は粛々と受け入れて、自分たちの国をあっさり捨てる。
 伝説の獣に連れられて別世界へと喜んで移住していく。
 主人公達も一緒に別世界へと旅立っていく。
 それがどういうことかと言うと、現実世界では主人公達および家族も全員事故で死亡してる。
 しかし小説は「みんなで仲良く新しい次元にいけて良かったね!」と読者おいてきぼりで進んでポカーンだった。
 さらに主人公達の一人は、死んだけど異世界を忘れて青春を謳歌した
 馬鹿者だからって理由で一人だけ取り残される。
 初めて宗教の溝はでかいと思ったよ。
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613 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/01(火) 16:34:24
- >>612
 「ナルニア国ものがたり」だな
 最後になるにつれて宗教色が濃くなっていくんだよな…
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616 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/01(火) 17:22:35
- >>612
 >>613
 宗教って深いよな…ナルニアって世界三大ファンタジーだけど、 
 指輪物語とかゲドと並べるとなんか異色なんだよね。
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721 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/03(木) 15:42:16
- >>612
 ナルニアで子供の頃には気が付かなかった嫌な設定を思い出した。
 『最後の戦い』と言う、ナルニアの最終巻の話。カロールメン国の人間は黒い肌で、ターバンを巻いておりアラブ人を彷彿させる人々。 
 そして、カロールメンは悪しき神タシを信じている。
 ある日、カロールメンはタシの神にライオン形のボロ布を着せて、
 アスランからの命令だと嘘を言いナルニアの動物たちを労働にこき使った。
 また、カロールメンはタシの神とアスランは同一なものだとも言う。主人公達は悪しき神タシとアスランが同一なのは嘘だと云い放ち、 
 カロールメン軍と最後の戦いに赴く。
 最後の戦いが終わった後、ナルニア世界が崩壊。良き行いをしたものは永遠の世界(天国)に、
 悪しき行いをした者はその世界にいけないのだった。
 カロールメン国の人間はもちろん全員地獄行。たった一人だけ天国に行けた者がいただけ。
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723 名前:721 :2009/09/03(木) 15:54:35
- カロールメンは当然イスラム教徒の事と考えられる。
・カロールメンがアスランとタシが同一と言っていること 
 ⇒ライオンであるアスランはキリストの事だから、つまり、
 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は同一の神を信じていることになっているが、
 キリスト教の神こそが正しくて、イスラム教のアラーは神ではなく実は悪神と言う
 事を示している。・最後の戦いの後世界が崩壊して、天国と地獄に行ける者が決定。 
 ⇒当然、最後の審判がモデル。キリスト教とのみが天国に行ける。他にもカロールメン人は碌でもない性格の奴ばかりだったり、カロールメン人に 
 「ナルニアの人間は色が白くて美しい」というセリフを吐かしたり、
 もう、白人とキリスト教徒の傲慢がものすごく目についた話で腹が立った。まあ、ルイスは子供好きの凄く良い人であり、差別心があるのはこの時代の西欧 
 ではごく当然の事で、良い人でも時代の制約を受けるのはしょうがないかなと思う。
 当時の感覚なら普通だったんだろう。
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724 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/03(木) 16:11:00
- うーん、そういう文化の人だから・・・
 としか言えない話だろうなぁ
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735 名前:本当にあった怖い名無し :2009/09/03(木) 21:42:29
- 宗教が絡むと途端に胡散臭くて後味悪くなるなあ



