決心(坂井竜二)
東大に二浪した学生が「今度だめだったら自殺しよう」と覚悟を決めて掲示板をみにいく
案の定今回もダメだったので、人間に三浪になった学生は自殺する場所を探し、
ビルの屋上にたどり着く
さあ飛び降りよう、と思ったところで遺書を見つける
阿刀田高
星新一が亡くなったあと選者が阿刀田高になって、
星新一の時に選ばれていた「かさぶらんか」という話
(男が通りすがりの人から「かさぶらんか!」と言われ「かさぶるってなんですか?」
と言う問答を繰り返す、結局それが何かはわから ...
こちら葛飾区亀有公園前派出所/「ロボット派出所再び!!の巻」(秋本治)
人員不足の影響で無人交番が増加している。
その対策としてロボット警察が都内の無人交番に配置されることに。
ロボット警察はリアルタイムで情報を供給することで学習能力が高く、
24時間ぶっ続けで勤務できることから好評を呼び全国に展開されることに ...
おみやげ(星新一)
宇宙人が地球の文化レベルを上げるために、
卵形の容器の中に作物の育て方や医療の知識なんかを書いて詰めておく。
将来自分達の科学力で開けてもらうために砂漠の奥深く強固に卵が閉じ込められて、
宇宙人は地球を去る。
そして数百年 ...
自然の肉(長崎強)
地球の人口が二百億人にまで増えた未来。
人々は人工的に作られた肉しか食えなくなっていたが、
高い金を払えば天然の肉を食べられるようになっていた。
ある夫婦の妻が自然の肉を買うために割りのいいバイトがある ...
幼稚園のいじめ
主人公(以下A)は女手ひとつで娘(幼稚園年長)を育てていた。
A娘は気が弱く友達がなかなかできなかったのだが、
家が近所で同じく女手ひとつで娘を育てているBの娘が
積極的に声をかけてくれたおかげで友達ができて良かったと思っている。 ...
妹にメロメロ
そいつのお父さんはエリート商社マンで、厳しい人だったんだけど、
年の離れた小学生の妹にはメロメロですごく可愛がっていた。
ところが、妹が難病にかかり長期入院を余儀なくされ、
父親は巨額の治療費を払うため、ますます仕事に打ち込んだ。280:本当にあった怖い名無 ...
心残り
その日は、家族で週末のショッピングに行っていた。
買い物帰りがちょうど昼過ぎの時間帯で、駐車場で荷物を積んだ後
「どうする?寿司でも食べてくか?」と同じモール敷地内にある回転寿司屋を父が指差した。
が、「え~?無駄遣いしなくても、お腹空いたなら軽くお蕎麦でいいじ ...
妹の劣等感
あるところに二人姉妹がいた。
姉妹ともに色々よくできるのだが、
妹はどうしても姉に一歩及ばない(コンクールで妹が銀賞を取れば姉は金賞を取る感じ)。
周囲はつい姉の方を先に褒めてしまうため、妹は劣等感を募らせていた。
時は流れ、 ...
唐澤俊一とソルボンヌK子の実録漫画
昭和時代の事件。
空の鳥カゴを下げて小学校の周りをうろついていた変質者、
下校途中の女子グループに目星をつけ、
君たちの学校に教材用のカナリアを連れていく途中で逃げられてしまったから
探すのを手伝ってくれないかな?と誘う。 ...