白い幻影(手塚治虫)
主人公(♀)は愛する婚約者と旅行中、船が沈んで、婚約者もろとも海へ投げ出されてしまう。
必死に婚約者の手を掴もうとするが、
婚約者は主人公の目の前で波にのまれ悲鳴を上げながら海の中へと消えていった。
幸いにして主人公は、その後無事に救出されたものの、
波にのまれて ...
人は見かけによらない
主人公は独り暮らしで家族もない老人。
その老人が死病にかかった。治る見込みもなく、その死期もそう遠くない。
そんなある日、近くの親切にしてくれる夫人が怪我をしているのに気付く。
どうやら殴られた痕らしい。
それとなく様子を窺ってい ...
ミス・マーサのパン(O・ヘンリー)
ミス・マーサは40歳独身。小さなパン屋を営んでいた。
彼女は店にたまにくる、中年の男に興味を惹かれていた。
男は、ドイツなまりで喋り、服もぼろぼろだったが、とても礼儀正しかった。
男は店で、いつもきまって安くて古いパンだけを買ってい ...
覆面作家、目白を呼ぶ(北村薫)
推理小説のネタバラシしますので、嫌な人は慌ててスクロールして下さい。
北村薫 覆面作家シリーズより 『覆面作家、目白を呼ぶ』
超お嬢様な探偵役の「覆面作家」(というペンネーム)と、
ワトソン役の担当編集者・良介 ...
来訪者(阿刀田高)
(少なくともこの数スレでは。)
瀟洒な邸宅に住む裕福な若い主婦。5ヶ月前に女児を出産したばかり。
夫と赤ん坊との幸せな日々を送っていた。
そこへ、入院中に付添婦を頼んでいた女性(50代くらい)が唐突に訪ねてくる。
(お若い方 ...
古畑任三郎/第13回「笑うカンガルー」
二本松(陣内孝則)は数学者である。
二本松は同じく数学者である口下手な相棒・野田(田口浩正)のスポークスマンを勤めていた。
だが、二本松が野田の妻・ひかる(水野真紀)と不倫していたことがばれ関係は悪化。
2人が世界的に名誉ある学会に招待された時に事件は ...
わたしの人形は良い人形(山岸凉子)
主人公は現代の女子高生なんだけど、
その子に行き着く迄の序盤のお話。
舞台設定は戦後。東京郊外に住むA子とB子は姉妹。
(B子が主人公の母になる)隣の家のC子とは大の仲良し。
三人で仲良く遊んでいたところに、
進駐軍のジー ...
愛する人に、きらめく死を(山崎洋子)
主人公は仕事は成功しているが、夫婦仲は上手くいっていない。
夫とはろくな会話もなく、仕事の足を引張られ、喧嘩になる始末だった。
ある日夫は、お互い新しく生命保険に入ろう、と言い出す。
もしかして自分を殺す気なのだろうか、と疑う妻。
小さ ...
失踪日記(吾妻ひでお)
結構売れてた漫画家だったのがテンパって失踪→ホームレス。
林の中にビニールシート引いてゴミあさって暮らしてたら警察に呼び止められて保護。
交番で「この人漫画家なんだってー○○さん詳しいから呼んで来い。」って
漫画好きの警察官 ...
ノゾミ・カナエ・タマエ(筋肉少女帯)
僕が死んでも『アイツいいやつだった』なんて
ハンバーガーでも食べながらって言うのが後味悪い。196 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/18(日) 22:05:15>189
ノゾミ・カナエ・タマエか。
誰にも愛されない女の子が一人で蝶々を ...