爪のある杖(藤子不二雄A)

田舎で、子供同士がシャモ(ニワトリの強いやつ)を戦わせて遊んでいる。
信吉の飼っている「佐膳」が達夫の「金目」の目を鋭い爪で潰し惨殺に近い状態でやっつける。
勝ち誇る信吉を恨めしそうに見る達夫。
その夜、達夫が父親と信吉の家にやってきて「佐 ...
さかなかな?

ある日ハンサムなAは、海で手のひら大の足の在る不細工な魚を見つけた。
足のある魚は、元はイケメンの男で、
ある時引っ掛けた魔女だった女を振った時に呪いをかけられ、魚に姿を変えられてしまったのだと言う。
魚の彼の姿を一番に見た人間が、初めて彼の姿を見た時に思った ...
泣かない女(小池真理子)

男は、すがりついて泣く女が見てみたいという欲望があった。
控えめで貞淑だと思っていた彼女が、
実は、男の家柄・学歴が目的で結婚を企み、童貞だった男を馬鹿にし、
男の従兄弟と浮気をしていることを知る。
男は、彼女を懲らしめる&すがり ...
半魚人(楳図かずお)

主人公は中学生くらいの少年で両親は既に無くしただひとり兄と暮らしていたんだが、
あるときからだんだん兄の姿形が魚のようになってき同時に理性も失いはじめていく。
少年は思いあまって親友の健ちゃんに相談すると健ちゃんのお父さんがそのことに詳しく、
お父さんの実験室で話を聞く ...
Theresa Knorr

1993年、一人の女性が刑事の元を訪れ、姉二人が母親に殺されたと訴えた。
刑事は初め、その突拍子も無い話を彼女の空想だと思ったが、
調べてみると該当する身元不明死体がある。
一つははネヴァダの荒地で生きながらに焼かれた若い女性、
もう一つはダンボールに詰められて ...
ペリロス(ファラリスの雄牛の製作者)

紀元前六世紀
当時シチリアを支配していた暴君ファリウスは、
高名な芸術家であったペリロスに命じて巨大な牛の像を作らせる
真鍮で作られたこの像は中空となっており、人一人が軽々と入れるほど巨大だった
ペリロス「音の響き方には特に気を配り、その声 ...
結婚させない女

あまり覚えていないから、細部間違ってたらすいません。
きれいな女性が主人公。
彼女は幼い頃から容姿に恵まれていて、周囲からも可愛がられていた。
あるお祭りの夜、何気なく母親の真似をして口紅をつけてみた。
元が可愛い上に色気が引き出され ...
七つのクリーム壺(サキ)

上流階級同士のお付き合いで、A夫妻はB夫妻を滞在させることになる。
Bさんは、家柄はとても良いが盗癖があるらしい・・・。
A妻はA夫が止めるているのに、家のものを盗ませてなるものか!と
B夫妻が居ない時に勝手に荷物を調べる。
すると荷物の中 ...
キリスト教と進化論

高校の時、アメリカで留学してた時の話。
私が滞在してたホームステイ先は、とても感じの良い夫婦+中学の娘が一人。
どうやらその一家はキリスト教徒(カトリックかも知れませんが、ちょっとその辺は
無知なのでスイマセン)で、たまに日曜日に教会に行っていたり ...
最後の胡弓弾き(新美南吉)

旧正月になると、胡弓と鼓の二人組がそれぞれ街に下りて行っては門付け
(人の家の前で芸をしてお金を貰うこと)をするのが慣わしの村に住んでいる主人公。
主人公は12の時から、従兄と共に地元の街で演奏して回っていたが、
その街には二人を贔屓にしてくれ ...