武芸紀行?

383 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/11(月) 05:39:26
「武芸紀行」だったか、さいとうたかをの時代劇モノでチラッと見かけた1エピソード。

修行の旅を続ける主人公の青年Aと、途中で知り合って剣友として同行しているB
(家の事情で正体を隠して若侍姿に男装している女性)は、ある農村で田端の小屋に野宿する。
夜中に人の気配を感じて目を覚ましたB, Aが外を見ると、面を被った大勢の男女が野外で乱交していた。
こうした風習は田植えを控えた八十八夜前後の祭礼の日に古くから見られるもので、
交合の"したたり"によって大地の豊穣を願うという宗教的な理由とともに
精力の弱い男の女房にも平等に性的満足と子を授かる機会を与えるという側面もあった。
しかし武家育ちの潔癖な娘Bはこの光景にショックを受け、
「皆やめろー! 立ち去れー!」と叫びながら刀を振り回して飛び出して行った。
村人たちは驚いて蜘蛛の子を散らすように逃げ出したが、その中で一人だけ残っている女がいた。
女は怒りながら「なぜ神事の邪魔をするだ!!」とBに詰問する。
それに対しBは「なにが神事だ、けがらわしい!」と、刀で女の仮面を割り落とした。
すると、現れたのは顔半分に大きな痣(ケロイド?)のある姿。(元の顔はそれなりに美人っぽい?)
女はワッと顔を覆いながら、「今夜はオラのような女でもやっと女になれる唯一の日だったんだ!
今日という日を奪われたら、もう生きている価値もない。だったら、いっそ殺してくれ!」と迫る。
女の鬼気迫る態度に気圧されしてタジタジになったBは、どうしていいか分からずその場から逃げ出す。
Bの後を追って出てきたAも、裸のまま泣き伏せる女を気にしつつ、そのまま放ってBを追う。

この後の展開で後日Bが女だということがAにバレ、異性だと意識しだすようになる単なる前置き
の一場面なんだけど、外部の旅人からとばっちりを受けた痣の百姓女がなんか気の毒だった…。(´・ω・`)
まぁ、時代物の劇画って、エキストラの通行人があっさり斬り殺されたりとかもよくあるんで、
それに比べりゃなんて事ないっちゃなんて事ないかも知れないけど。


384 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/11(月) 10:06:13
その風習が現代にも残っていれば童貞に嘆くおまえらはいなかっただろうにな…

385 名前:本当にあった怖い名無し :2010/01/11(月) 10:08:21
ないとこもあんのか