制裁(アンデシュ・ルースルンド・ベリエ・ヘルストレム)
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498 名前:本当にあった怖い名無し :2010/03/16(火) 15:20:13
- 「制裁」という小説
ある父親が五歳の娘を幼稚園へ送った後、ロリコンレイプ殺人犯脱獄のニュースを見て驚愕する。
犯人が、幼稚園の前で挨拶を交わした男だったからだ。
慌てて幼稚園に連絡するも、娘の姿はすでに消えていた・・・。
で、娘を取り戻すための戦いが始まるのかと思いきや、娘はあっさり死体で発見され、
父親は犯人の過去を調べて立ち回り先を推測、幸か不幸か警察よりも先に犯人を見つけこれまたあっさり射殺。それが別の幼稚園の前だったことから、新たな犠牲者が出るのをくいとめた英雄として父親の裁判は
国中の注目の的になる。検事は復讐・私的制裁を認めてはならないと、
通常以上に厳しい求刑をするが、嫌がらせや脅迫を受けた末、結果は無罪に。
そして検事の恐れていた通り、ロリコン野郎は殺しても無罪なんだと、国中で変質者へのリンチが勃発。
そんな中、父親の第二審が行われ、今度は懲役十年が言い渡された。父親が送られることになった刑務所は、皮肉なことに娘を殺した犯人が服役していた場所。
その刑務所に、子供のころ性的虐待された経験のある一人の囚人がいた。変質者を憎んでおり、
今回の事件の犯人にも嫌がらせをしていたが、殺しておけば女の子は殺されなかったのにと
怒りをたぎらせていた。
そこに、彼は新たな囚人がやってくるという看守の話を断片的に耳にする。変質者・・・殺した・・・
そうか、また変質者が来るのか。それなら・・・。父親はその日の内に殺され、真実を知らされた犯人が呆然とするところで終わり。
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501 名前:本当にあった怖い名無し :2010/03/16(火) 17:20:11
- 囚人、うっかりさんすぎるだろう