ブックエンド（柴門ふみ）

高校生の男の子が主人公で、幼なじみに重度の心臓病の女の子がおり、昔から好意を持っている。
しかし、女の子は病気に苦しんでいる分かなりわがままで、男の子が好きなのに、
男の子の前では彼の兄に気があるような素振りを見せている。(実際は憧れ的な感情)

色々あって女の子が素直になりかけた所で心臓病悪化、手術成功の可能性は低い。
女の子は男の子に処女のまま死ぬのがイヤだから抱いて欲しいと言うが、男の子は彼女の体を気遣って断る。

彼女はしばらくして、男の子に、願いを聞いてくれないから彼の兄に抱いてもらったと言う。

彼は、イケメンの兄に彼女がいないのは彼がインポだからと知っていたので、
ショックながら、その言葉を信じられずにいた。

下半身が潰れており、兄は「罰が当たった。」という。

彼は本当だったと愕然とした。兄はついでに死んだ母親と恋愛関係にあり(実の母親だ)
主人公は自分の子供だということ、不能になったのは母親の死が原因だともぶちまける。
(なのになんで女の子とは出来たのか不明)

結局手術は失敗、女の子は死亡、男の子は悲しみを乗り越える為、必死に勉強して医者になる。

その弟の前に結婚した兄登場、子供が欲しいし懺悔の意味も込めて嫁を抱けと言う。
もちろん主人公は断り、人工受精をしてやって終わり。

もともと嫌いだったが、もうこの作家の作品は読まない。