スーパーナチュラル／第1シーズン第12話「死神との取引」

ディーンとサムは悪霊退治や悪魔祓いを生業とする兄弟ハンター。
ある時ディーンが仕事中に起こしたアクシデントで不整脈になり余命わずかに。
現代医学ではどうしようもないと医者に見放され、ディーンは覚悟を決めるが
弟のサムは諦め切れず難病を完治させる奇跡を起こす牧師の噂を聞きつけ兄を連れていく。
そこにはアメリカ全土から難病を抱えた人々が大勢集まり牧師の奇跡を待っていて
兄弟は脳に腫瘍を持ち余命半年と宣告された若い美人女性と知り合う。
彼女はかなり長い間通い続けていて順番的に次治してもらえるとのこと。

そしてミサが始まり牧師が彼女を治療しようとした瞬間、ディーンはインチキだろと野次る。
すると牧師は怒りもせず今回の治療相手をディーンに切り替えその身で証明してみせた。
きれいさっぱり治り驚く兄弟に複雑な気持ちで祝福する女性。
次の日その街である男性が死亡したというニュースが流れる。
その男性は若く完全な健康体なのにディーンと同じ不整脈で急死していて
不審に思った兄弟が調べを進めると今まで牧師が奇跡を起こした同日に
別の誰かが本来その人の持っていた難病で急死していて、なおかつ彼らが
牧師の活動に否定的な立場だった事が判明した。

実は牧師本人は純粋な信心深い聖職者なんだがその妻が夫を手助けしたいと
変な方向に頑張りだして悪魔崇拝に傾倒し、死神を操って
難病治して名声アップ＆邪魔者始末の一石二鳥をやっていたのだった。
悪魔をまつった祭壇を打ち壊すと呪いの反動か妻は死亡、牧師はただの牧師に戻り人々は去った。
最後に女性に事情を話し、挨拶を交わす兄弟。
君にすまないことをしたと詫びるディーンに女性は沈鬱だが何とか笑顔を作る。
恐らく助からないと思わせる演出に無理して前向きになろうとする女性が痛々しかった。