迷子のアリたち(ジェニー・ヴァレンタイン)
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485 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 04:02:54.65
- 今日立ち読みした「迷子のアリたち」という児童書が後味悪かった
以下ネタバレ17歳の少年サムは田舎から家出してきて都会のアパートに住み始める。
仕事を見つけ、友達のマックスから借りたまま持ってきた本にお金を挟んで貯めている(アリに関する本)。
同じアパートに住むボヘミアという幼女と知り合って仲良くなる。
いろいろあってボヘミアはお金ごとアリの本を持って家出し、書いてあった住所を頼りにマックスの家へ。そこでボヘミアが知ったのは、サムの家出の原因が、マックスの車を無理やり運転して事故り、
マックスに麻痺や傷跡の残る程の怪我をさせたことで、
マックスは「僕はもうサムを友達と思ってないけど本が戻ってきたことは嬉しい」と言う。その頃アパートではボヘミアの母にサムが家出の原因を吐露していたが、さらに
「小さい頃は親友だったけど、14歳くらいからは利用してたし、
学校でマックスがいじめられるように仕向けた」
とか告白する。ボヘミアはその後サムの家に行ってサム母がアパートに電話、それぞれ家に戻ってハッピーエンド(らしい)
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486 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 04:04:34.76
- 特に後味悪いのがマックスの後遺症が詳しく描写されてること
杖をついていて顔面に2本の傷、片方の目は変な方向を向いていて、歯が数本ないとか
事故現場をよく見たらマックスの歯が数本見つかっただろうとか
首が折れたが麻痺は体の片側で済んだらしいとか
体は2度と元には戻らないとか
車に乗るにも階段登るにも片足に助けが必要で長い時間がかかってそれを無邪気に応援するボヘミアとか最後の方にサムが「ボヘミアに新しいパパと自分の部屋ができたこと、僕からマックスに話すよ、きっと喜ぶよ」とか
言ってるけど特に和解したような描写もなく一応
「サムは大変なことをしでかしたので両親にも失望・軽蔑されたと思っていたが、
実は両親は今でもサムを待っていました、それに気づいて家に戻りましためでたしめでたし」
なんだけど両親はよくてもマックス家には忌み嫌われ村人にも白眼視され狭い田舎で更正できるのか
マックスだって自分をこんな体にした元親友が近くにいるのはきつかろう
ぶっちゃけ働ける年齢なんだから、違う土地で一からやり直した方が…と思ってしまったよ
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488 名前:本当にあった怖い名無し :2011/04/18(月) 13:06:54.83
- >>486
それが児童書なのか…
内容紹介には「ごめんなさいを言うための長い旅に出る」とか
書いてあるけど、サムがマックスに具体的な謝罪、
もしくはそれに代わる行動か何かをするシーンはあるのか?