わが魂、久遠(とわ)の闇に(西村寿行)
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92 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 15:34:34.54
- 昔読んだ小説
主人公の妻子が旅行先から戻らず、行方不明になる
同日に会社社長が所有する小型機が南か北(忘れた)アルプスで遭難した
主人公は独自に調査を始め、妻子が小型機に同乗したことを知る
会社も事実を認め、賠償の話などが出る
(季節は2月か3月、この時点で生存は絶望視されていた)
しかし1ヶ月程して、奇跡的に生存者が発見される
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93 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 15:35:46.88
- 妻子以外の搭乗者はパイロット含め全員生還したのだが、
そもそも妻子は搭乗していないと言われてしまう
主人公は友人の助けを借り、再び調査を始める結果、主人公の妻子は死んでいた
子は小型機が墜落する寸前、恐怖のあまり安全ベルトを外し、
母親(妻)に縋ろうとした所を衝撃で吹き飛ばされ、打ち所が悪く死んだ
生き延びたのはパイロット、小型機の所有者の社長、
社長の愛人のモデル(女)、銀行頭取、医者と弁護士、そして妻の7人
救出を待つ7人だが、小型機に食料は殆どなく飢餓に苦しむことになる社長は子の遺体を食べようと提案し、当然反対する妻は
厨房の包丁を手に6人と対峙するも殺されてしまう
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94 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 15:37:14.27
- 6人は妻子の肉を食べ、骨までしゃぶり尽くした後、
“奇跡的”に救出されたのだった
復讐を誓う主人公は友人と共に、命を狙われながらも6人を追い詰める結果、6人中、モデルの女を除く5人は主人公の手によって死亡
(内パイロットは仲間に絞殺され、食われた)
女は隙をつき山中に逃げたが、毒蛇に噛まれる
(作中に描写はなかったが、死んだものと思われ)
復讐はなったが、主人公の妻子は戻らない上に
主人公も追われる身となり、未来はないそもそも主人公は当初、真摯な謝罪があれば6人を許すつもりだった
しかし6人(主に男、社長や頭取など、皆社会的地位が高かった)は
謝罪どころか主人公や友人の命を執拗に狙い、妻子の尊厳を踏みにじり続けた
いざ捕らわれると「金をやるから許せ」などと言う輩で
こんな奴らに最愛の妻子を食べられた主人公の気持ちを考えると
主人公無罪でおkだろう…と思ってしまうもう一度読みたいが、タイトルも作者名も覚えていない
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96 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 16:55:55.19
- 西村寿行「わが魂、永久の闇に」だ。
しかも奥さんレイプされてたんだよね。
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97 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 17:10:12.40
- >>96
おお、知ってる人が!ありがとう、早速捜してみるよ妻はホテルで頭取にレイプされて、
その謝罪もあって小型機に乗せて貰ったんだったかな?
子供がモデルの女に懐いていたとか、そんな描写もあった気がする
モデルがコンビーフを見て拒絶反応を起こしたり、
社長がとにかく嫌なヤツだったり
(率先して人肉を食べて窘められる程だったような…
主人公妻の性器を食べてた気もする)
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99 名前:本当にあった怖い名無し :2011/05/23(月) 20:10:30.34
- カタルシスはあるけど、社会的救済はない系の後味悪さだね
結局全部失ってしまうし