新トワイライトゾーン/第37話「意識の空白」

875 名前:1/2 :2011/08/03(水) 23:53:59.80
トワイライトゾーンから
後味はさほど悪くないけど面白かったSF話、かなり曖昧。

冒頭、主人公の男はコールドスリープから目覚めさせられる

ロックを解除した女に聞くと300年以上経過しているという
彼は2030年頃から眠っているとのこと、外に出てあたりを見回すが科学は全然進歩しておらず
むしろ退化しており、馬車が行きかいまるで19世紀のような街並み
女に問うと
「あなたが眠りについた10年後に核戦争が起こり人口の8割が死滅し今の人口は10万人?くらい
 我々は地球を滅ぼしかけた機械&科学を憎み、それに依存することを辞め、
 今のような原始的な暮らしを守っている。」
と言う

主人公の体には悪性の癌があり、
それを取り除くための手術をするのだが(この癌のせいでコールドスリープをさせられたらしい)
彼女たちは器具や薬を一切をつかわず
超能力的なものであっさりと治療する(手を体内に入れ傷や痛みもなく腫瘍を取り出すなど)
主人公は驚き戸惑いながらも、何故自分を眠りから起こしたのか問う。
自分はただの科学者であり今の時代に生きていても役に立たないし文明も違い、知り合いもいないし辛いと。
彼女達が言うには今、地球に超巨大な隕石が近づいて来ており
自分たちの能力では回避出来ない、あなたの科学の力を駆使してコンピュータを操りミサイルを撃ち隕石を消滅させてほしい。
そう言うと接近する隕石の映像を超能力を使い主人公の脳内に送り込み見せた
半信半疑ながらも納得した主人公は隕石激破のために手を貸すことににする

隕石を撃ち落とす日になり主人公の操作によってミサイルは宇宙へ打ち上げられ計画通りかと思われた
しかしその直前、隕石は軌道を変え、まるでミサイルを避けているかのような動きを見せる
意思があるはずのない隕石にそんなことが出来るわけがないと不思議に思った主人公は彼女たちを問い詰める


876 名前:2/2 :2011/08/04(木) 00:00:19.72
真実はこうだった。
核戦争の最中、自分の保身のために悪の根源である政治家などや地位のある奴等が集い宇宙船に乗りこみ地球を脱出
相対性理論やなんやらでやつらにとっては10年の年月は地球では300年経過していることになる。
悪人どもは、今だに核を積んでいる宇宙船で再び地球に戻ってこようとしているとのこと
主人公が超能力によって見せられていた映像は偽りであり隕石だと思い込んでいたものはその宇宙船だったのだ
300年の年月をかけ平和になった地球を奴等の手によって支配され、
憎むべき機械により再び争いを招くことを恐れた彼女たちは宇宙船を爆破することを企てたのだった

混乱する主人公
いくら悪人といっても同類である彼らを殺すのは間違っていると主張し、コンピューターを操作し
なんとか食い止めようとこころみるが時すでに遅しミサイルは宇宙船を追いかけ爆破してしまい END

政治家どもざまぁなんだけど、利用された主人公がちょっといたたまれなかった
某映画っぽい考えさせられる良作でした。

 

新トワイライトゾーン(9) [VHS]
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