キューティーハニー/秋夏子(永井豪)

99 名前:本当にあった怖い名無し :2011/11/28(月) 01:27:10.62
永井豪の原作キューティーハニー最終回直前エピソードがかなり後味悪かった

如月ハニーは如月博士に作られた極めて人間に近い美少女アンドロイド。
体内にある如月博士の発明品・空中元素固定装置によって瞬時に変身したり
無から様々な物を生み出せるため悪の組織パンサークローに狙われていた。
しかしハニーがなんにでも変身できる事、普段は山奥の全寮制の学校にいるので
正体や住みかはバレずにすんでいた。
ある時ハニーの知り合いの記者・早見青児がパンサークローの手に落ちた。
変身能力のある怪人が青児に化け、アジト(学校)を突き止める。
その夜寮は他の寮生もろとも奇襲総攻撃を受け、寮母や一般生徒らが巻き添えになり次々死んでゆく。
ハニーは必死で戦っていたが、多勢に無勢で次第に押されていった。
それでもどうにか同室で親友の夏子だけは連れ出す事ができた。
ハニーは最後の力で夏子の身体に岩を薄くコーティングしてやりすごさせ、
自身も物陰に隠れるが、
見つかった時は自爆して空中元素固定装置を守りぬくつもりでいた。
そこにパンサークロー最強の女幹部が現れ、逃げ切れないし戦っても勝てないと分かったハニーは自爆を決意する。
しかし次の瞬間、岩と化して隠れていた夏子がコーティングを破って幹部の前に飛び出した。
「お前たちごときに捕まるハニーではないぞ!」と挑発し駆け出す夏子に
幹部は激怒し、夏子を一瞬で燃やし尽くす。
そのお陰でパンサークローはハニーは死んで空中元素固定装置も駄目になったと思い手を引く。
ハニーは皆や夏子を殺したパンサークローに復讐を誓うのだった。

それまで少なくとも学校の描写は呑気ムードだったのに
一転して罪もない少女たちがバタバタ殺されて夏子もごく普通の子なのに
ハニーをかばって惨たらしい最期を迎えたのがショック。
永井作品は大体こうだと分かっていても辛かった。

 

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