すてきな仲間たち（まつざきあけみ）

心臓の弱い美少女、Ａ子と従兄姉たちは仲良し。週末や休暇にはＡ子宅に集まる。
Ａ子は父を亡くし、母、ブス女中と三人暮らし。ついでに従兄姉は全員私生児。

ある日海辺の洞窟探検に出掛けたが、潮が満ちてしばらく閉じ込められる。
Ａ子は恐怖に引き攣った顔で死んでいた。

数日後、母は従兄姉(甥姪)に猟銃を向ける。
｢誰がＡ子を殺したの！？正直に言えば解毒剤をあげる！｣
振る舞われた紅茶には、毒が入っていた。

つまり、皆で息が苦しいだの、水がどこまで来るかわからないだのと煽って、Ａ子は死んだ。

母｢正直に打ち明けてくれてありがとう、紅茶に入れたのはただの痺れ薬よ…Ａ子が味わった恐怖を思い知らせたかったの｣
｢せめて安らかに死なせてあげて欲しかったわ｣

母、従兄姉が帰った後、猟銃をブス女中に預けて傷心旅行に出る。
ブス｢あいつら、遊んでばかり…あたしは父の借金を返すために働いてるのに…だからあたしは｣
ブスは捜索隊に、洞窟探検のことを言わなかった。

ブスが地下の銃器庫に入った途端、ドアの閂が下りる。

閂は偶然。母はブスを疑ってない。

心臓の弱い美少女Ａ子と4人の従兄姉たちは仲良し。
Ａ子は既に父を亡くし、現在は母とブス女中の三人で暮らしている。

ある日A子と従兄弟達の5人で海辺の洞窟探検に出掛けたが、
潮が満ちて5人共しばらく閉じ込められる事になった。
発見された時にはＡ子だけが恐怖に引き攣った顔で死んでいた。

数日後、A母が従兄姉達4人に毒入り紅茶を飲ませて猟銃を向け
｢誰がＡ子を殺したの！？正直に言えば解毒剤をあげる！｣と
洞窟内での出来事を従兄弟達に詰問する

それぞれが洞窟内での自分の胸のうちを打ち明けた
従兄イケメン→Ａ子にフィアンセがいて、失恋
従兄天才→｢受験？某大は無理よ。だって私生児だし叔母様は夜のお仕事だし、かわいそう…｣
従姉→従兄イケメンに片思い、失恋
従妹→｢従妹が一番好き、だから着古しのブランド服をあげる｣
｢私生児でかわいそうだから、この安っぽい文具をあげる｣

つまり、従兄弟達はそれぞれA子を恨むところがあり
洞窟に閉じ込められた時に
皆で息が苦しいだの、水がどこまで来るかわからないだのとA子の恐怖心を煽った為
故意ではないものの、心臓の弱いＡ子は恐怖で死んでしまったのだった。

最後にブス女中が独白する
｢あいつら、遊んでばかり…あたしは父の借金を返すために働いてるのに…だからあたしは｣
実はブス女中はA子達が行方不明になった時に
捜索隊に心当りを訪ねられたが行き先をいわなかったのだ。

そのままブスが地下の銃器庫に銃器を置きに入った途端、
偶然銃器庫のドアの閂が下りるシーンで話は終わる

ブスってだけで大して悪いことをしてない女中は餓死コース
A子殺しにその場で集団で加担した従兄弟達はお咎めなしで後味悪かった。