金瓶梅(竹崎真実)

588 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/24(日) 01:35:50.27
これだけでは何なので竹内真実版金瓶梅の一編でも。

前提:主人公金蓮は貧しい餅屋の女房だったが、大金持ちの西門慶に見初められ
不倫に溺れ、旦那を殺害して第五夫人として西門家に転がり込み優雅な生活を送っていた。

ある日西門家で楽団を呼ぶが音楽に素養のある金蓮は聴くに値しない腕だとぶち切れ、席を立つ。
気分直しに一人で川原を散歩していると貧しい身なりの売春婦が琴を奏でていた。
先程の楽団とは比べものにならないほどの素晴らしい音色に感動した金蓮は
それに見合った報酬を与え演奏してもらう。
演奏が終わるとその女は身の上話を語る。
元々女は上流階級の生まれで、音楽好きの両親に愛されて育ち
この子は将来楽師かいや、琴好きの旦那様に嫁がせて毎日聴かせてあげるのと
幸せな未来を描いていた。
しかし父親は同僚にはめられ破産、両親は自殺に追い込まれ女は売春宿に売り飛ばされる。
娼婦生活を続けるうちに病を患い宿を追い出され今は夜鷹で細々生きる身の上だった。
女の話を聞いた金蓮は独自に調査し、女の仇がたまたま夫・西門の上司の政敵と判明した為
政敵を罠にはめ女に仇を取らせてやる。
仇をとった後はぜひうちに来て専属の楽師になってほしいと頼み込む金蓮だったが
女は拒否しひっそり自決したのだった。


592 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/24(日) 09:02:21.55
>>588
金蓮の元旦那の存在感の無さが後味悪いな。

594 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/24(日) 09:13:01.73
金瓶梅って、妹が手籠めにされて自殺した復讐の為に、
エロくて面白い話(金蓮を始めとする一連の話)を兄が創作、毒をページの端に染み込ませ、
指を舐めながらページを捲る癖のある仇に読ませて、気長に毒死を待つっていうのが背景にあるんだよね?
長すぎて、金蓮の話も、背景の話もどうなったのか知らないけどw

595 名前:本当にあった怖い名無し :2012/06/24(日) 10:56:26.07
>>594
そうなんだ
元はすいこでん?のメンバーの一人の武松が
「義理の姉の不貞を知り成敗した」という本編ではちょこっと書かれただけの一文を
義姉→金蓮として話を膨らませたのが金瓶梅と聞いた

596 名前:1/2 :2012/06/24(日) 11:04:38.98
>>592
金蓮が主人公なので旦那が悪い、少なくとも女性読者には
好感は持てないように描かれてるんだけど(ハゲブサ貧乏下品小物)
真面目で気の優しい人物なので旦那(武大)サイドで見ると後味悪いかも。

元々金蓮は大金持ちの張家の下働きだったが、張家の当主と通じていて
激怒した奥方に貧しく不細工な餅売りの武大に嫁がされた。
武大は妻をもらった事を素直に喜び、妻に尽くすが金蓮は夫の手伝いなどせず
毎日家の表でしどけなく座り道行く男に色気を振りまいている。
ある日武大の弟・武松が尋ねてくる。
武松は武大の弟とは思えない美丈夫で、彼に一目惚れした金蓮はさっそく誘惑しようとするが
けんもほろろに断られる。
その後イケメンで金持ち、女慣れした西門と出会い不倫に走る。
それを知った武大は西門に殴りかかるが返り討ちに。
夫に愛想を尽かし、西門と一緒になる事を願う金蓮は西門と協力者のお茶屋の王婆に唆され武大を毒殺、

その後半年の間を置いてすぐに西門と再婚する。


597 名前:2/2 :2012/06/24(日) 11:06:11.22
それからしばらく経って町を訪れた武松は兄の死や義姉の再婚、
町の人々の挙動を不審に思い、生前武大が世話していた梨売りの少年ウンカと調査。
金蓮と西門が兄を死に追いやった事を確証し復讐を仕掛けるが
逆に二人にはめられ武大は死刑を宣告される。
二人の仇を討つべく召使として西門家に乗り込んだウンカは
あっさり見破られた挙げ句、女であることがバレてしまい
(金蓮・西門はおろか武兄弟も気付いていなかった)
手ひどくレイプされ弄ばれた追い出される。
しかし金蓮は武松が自分になびかなかった事・ウンカに武松に嫌われたビッチpgrされた事を根に持っていて
獄中の拷問で意識朦朧状態の武松を逆レイプ。
正気に返った武松を思いっきりpgrして金蓮は溜飲を下げる。
その後武松は西門家に反発する勢力の手引きで密かに死刑を免れ追放処分になり
ウンカの世話を受けながら再度復讐を誓うがまたも金蓮にしてやられ
滝壺に落下してから今を持って登場していない。
原典ではラストちゃんと武松が金蓮を殺して仇をとるらしいけど、竹崎版だと
武松がへたれの金蓮チートなんでどうなることやら…

 

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