おかふい(落語)

452 名前:本当にあった怖い名無し :2012/10/13(土) 09:24:48.55
落語の「おかふい」
時代設定としちゃ江戸時代ぐらいの話。
ある男が美人で有名な娘に必死に求婚して何とか嫁にする。
で結婚生活を満喫していたがある日男が病に罹り瀕死
「俺が死んだらお前はその美貌だからきっと再婚するに決まってる。それが悔しい、どうか髪を切り鼻を削いでくれ」
と懇願。嫁は日ごろ優しくしてくれている男に一応情があったのでいうとおりに鼻を削ぎ、髪も切る。
だがその後男は全快。
男は鼻を失って美貌を失った嫁をうとましいと思うようになる。
で離縁しようとするが男の身勝手さに嫁側の両親親類一同激怒、奉行所に訴える。
判決は男も同じように鼻を削げってことで、男は皆に押さえつけられて鼻を切り落とされる。

この夫婦の近所に住むオッサン、これは梅毒で鼻が削げている、
鼻無し夫婦の生活がどんなもんなのか興味を持ち家を覗き見する。
男:「お前はいつも私に尽くしてくれている。私はお前が愛しいよ」
嫁:「嬉しゅうございます」
この睦言が鼻欠けてるもんだから変な声変な発音で、覗き見してた鼻欠けオッサン、思わず笑いながら
やっぱり鼻欠けて変な発音で一言、「おかふい(可笑しい)」

嫁はこんな身勝手な屑男と暮らして幸せなんかね。

 

圓生百席(6)おかふい/お祭佐七/お化長屋
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