3丁目のタマ うちのタマ知りませんか?/第17話「まつりばやし」

982 名前:本当にあった怖い名無し :2012/11/05(月) 06:22:49.32
三丁目のタマ「まつりばやし」

三丁目の神社でお祭りがある日のこと。
一人の少年が神社にある林に子猫を捨てた。
今宵の祭りに来る人が拾ってくれることを願い、少年は去っていく。

時間は少し過ぎて昼下がり。
タマたちは「(装飾やらで)凄いことになっているらしい」神社を見に行くことにした。
涼しい場所を求めて林の中に入って休憩を取るタマたち。
そこで捨てられた子猫と出会う。
衰弱し震えている子猫を見たタマたちは野良猫のノラに子猫を任せ、飼い主たちに何とかしてもらおうと家に戻る。

ノラは震える子猫の姿にかつて飼われていたときの自分を思い浮かべていた。
病にかかり震えているノラに「生きろ」と励まし続けていた飼い主。
その飼い主が病で死んだときに助けることができなかった経験がノラにはあった。
この子猫は死なせない。助けようとノラは子猫を暖め続ける。

タマたちは家に戻るも飼い主の姿はどこにも見えない。
世話になっている獣医の元へ向かい、懸命に扉を引っかいたり鳴きごえをあげるも誰も来ない。
(動物病院の扉には「診察終了」の看板が出てるが、動物であるタマたちには読めない)

陽が暮れて祭り提灯にあかりが灯るころ、タマたちは神社へ戻ってきた。
そこで縁日を覗く飼い主の姿を発見する。
(タマたちの飼い主も獣医もお祭りに来ていた。動物であるタマたちは当然ながら飼い主の動向などわからなかった)
飼い主の浴衣の裾を引っ張り林の中へ誘導するタマ。

そこで飼い主が見たのは項垂れる仲間たちと、冷たくなった子猫の死体だった。
子猫を助けられなかったノラは「あの時(飼い主が死んだ特)と同じだ」と涙を流していた。

飼い主を探しにいくところからタマの飼い主が子猫の死体を見つけるまでセリフが一切無く、
祭りのお囃子の音だけが淡々と続くのがかなりキツかった…orz

 

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