ガン×クローバー(D.P)
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354:1/7:2012/12/24(月) 03:26:19.06
- ガン×クローバーって漫画の1エピソード
この世界ではボディガードが軍や警察並みの地位と権利を獲得しており
国からランク付けもされていて最高ランクのボディガードなら
一人で一師団を潰せるとかそんな感じの世界観
ヒロインの少女は(理由は忘れたが)世界中の裏組織から命を狙われていて
身の安全の為にボディガードの養成学校に身を寄せることとなる
そしてヒロインの身を守る役目を負ったのが同級生として学園に潜入した
最高ランクガードである主人公(若作りなため同級生で通ってる)
ある日ヒロインが攫われてその犯罪者集団の一人が
主人公に恨みを持っている人間であることが分かる
この人間(女)をAとする
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356:2/7:2012/12/24(月) 04:24:24.12
- Aは盲目で天涯孤独な少女であったのだが、
ある日同じく盲目の傭兵に拾われ育てられることになった
傭兵は盲目ではあるが音の反響で身の回りの物体を判断する能力を持っており、
日常生活を送ることも戦うことも可能であった
そしてその能力をAにも教え生きる術と盲目で戦う術を教えていった
だが傭兵はある日戦闘の最中に死んでしまう
やがて成長したAは父の遺志を継ぎボディガードになることに決めて試験に挑んだのだが、
そこで試験官だった主人公と出会う
主人公はAの技が傭兵から教えられたものだと見抜くとその技を「気に食わない」と言い
その技を教えた傭兵を「犬死した馬鹿だったな」と散々に罵倒する
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357 :3/7:2012/12/24(月) 04:42:31.16
- 父を馬鹿にされ激昂したAは主人公に発言を取り消させようと詰め寄るが主人公は冷笑するばかり
結局試験官に歯向かったとしてAは不合格となり犯罪者組織に身を落として前述の展開となった
Aは父を侮辱した主人公への復讐のためヒロインを人質に
養成学校の学生に主人公を殴らせるなどあくどい手段まで使う
が、重症を負った主人公がバーサーカー的な能力を発揮してAに攻勢を仕掛ける
Aは父直伝の戦術で主人公に立ち向かうが
主人公はその弱点を見抜いておりあっさりAは敗れる
更に主人公はAに馬乗りになりAに父親の悪口を言うことを要求しながら何度も殴る
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358 :4/7:2012/12/24(月) 04:45:37.29
- Aは要求を拒み殴られ続けて結局ヒロインが主人公を止めに入り戦闘終了
Aは主人公との戦闘で主人公の戦い方が父と似ている事に気が付きその事を問いかける
主人公は「似ているのは当然だ。そいつは俺の部下だったのだから」とコトの真相を話す
傭兵の編み出した戦術は耳頼りである以上欠陥があった
上官であった主人公はその事を傭兵に忠告していたが、
ある日傭兵はコードに電気が通っているのを見抜けないまま爆弾解除に
解除に失敗して重症を負ってしまう
傭兵は死ぬ前に自分のことをAに伝えて欲しいと、
そして父はお前を愛していると伝えて欲しいと主人公に言い残して死ぬ
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359 :5/7:2012/12/24(月) 04:48:37.68
- 主人公は自分の忠告を聞いていたにもかかわらず死んだ部下に対して
哀悼をこめて「犬死にした馬鹿だったな」と言ったのだ
というのが真相で、Aもそれで納得して主人公に感謝して
このエピソードはハッピーエンドで終わったいやちょっと待て
主人公は傭兵にAのことを託されているにもかかわらず
最初にAと出会った段階で何でその事を言わない?
黙っていた理由も不明だがそこで傭兵のことを罵倒する必要はあったのか?
しかも主人公がAを殴りつけている時も含めて
罵倒の内容は「犬死に」に関係ないような人格否定すらしているような内容であったが
そこまで言う理由は?
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360 :6/7:2012/12/24(月) 04:50:52.42
- あったにしてもそこで罵倒する理由をAに説明しないとAが反発するのは目に見えているだろうし
現にAは反発してボディガードの試験に落ちている
もし傭兵から伝えられた欠陥戦術で戦うAを
ボディガードにするのは危険だと判断したからあえて挑発したのだとしても
だったらなおさら今後も欠陥戦術で戦うであろうAをほったらかしにするのは
A自身が危険なんだからAにその事を伝えて改めてボディガードの試験を受けさせるなり
自分の部下にして鍛えなおすなりしてやればいいんじゃないか?
主人公はAに傭兵の戦術には欠陥があり万能ではないということを伝えたかったらしいのだが、
主人公の思考と行動の整合性がまったく取れない
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361 :7/7:2012/12/24(月) 05:03:48.52
- 現にAは試験官だった主人公に歯向かった為にその後ボディガードといった表の世界に入ることが出来なくなり
欠陥のある戦術を抱えたまま裏の犯罪者組織という危険な場に身を置き
ヒロイン誘拐という犯罪にまで手を染めてしまっている
これは主人公が最初にAに傭兵の事を伝えていれば全部回避出来たことなのに、
なぜかそこを指摘する人間は誰もおらず
Aも含めて周りの連中全てが『主人公素晴らしい』で終わったのが後味悪かった
なんで最初にAに傭兵の事を伝えなかったのかの理由は最後まで明かされなかった
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362 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 08:51:07.52
- これはいい胸糞
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363 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 11:18:56.05
- >>361
その欠陥は補えないからこの手の世界自体から抜けろ
と暗に示していただけだと思う最初の時点で説明して納得するかと言われれば高確率で納得しないだろう
その技術に誇りをもって親から引き継いでいるのだから哀しいかな
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364 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 12:09:04.03
- >>363
それにしたって主人公無責任すぎだろとは思うわ
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365 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 12:28:08.52
- >>364
そういう世界観なんでないの?
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366 :本当にあった怖い名無し:2012/12/24(月) 16:52:50.63
- >>365
実際そういう世界観ではある
基本的にこの世界で主人公は一番(実際の立場的にも)偉くて一番強くて一番正しい
だからこそ主人公のピンチを作り出し、傭兵を侮辱した主人公の人格を
漫画のキャラにも読者にも疑わせておくというエピソードが入れたかったのがこの話だと思う
でもそういう話にしたいってのを優先したせいか
主人公のやりたかったことと実際の行動が妙なことになってるのかなーと
そのせいでAは犯罪者という最悪の結果になってるしそれを咎められないのはやっぱ胸糞