誰かの後悔の念
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238:本当にあった怖い名無し:2013/01/24(木) 22:29:30.06
- 洒落怖まとめで見た話なので知ってる人いるかも。
報告者は若い男性で、ある時付き合っていた彼女Aが妊娠してしまう。
これを機に結婚を決意する報告者だが、A両親に猛反対され別れる事になり
Aは中絶し見合いして別の男性に嫁ぐ。
ショックで立ち直れない報告者はその頃から悪夢にうなされるようになり、体重は激減。
心配した周囲の人間に水子の祟りではないかと言われ報告者は霊能力者に相談に行く。
霊能力者は水子自体は憑いていない、誰かの後悔の念が悪夢を見せていると答える。
誰かとは当然Aの事だろうと報告者はAに会いに行くが
予想に反してAは過去は既に振り切っており、幸せな結婚生活を送っていた。現在幸せなAが後悔の念を持つはずがなくじゃあ誰だ?と考える報告者は
高校時代付き合っていた他校の彼女Bの存在を思い出す。
Bは大人しく地味めなタイプで妊娠・中絶をきっかけに疎遠になって
今の今まで存在を忘れていたのだった。
直接連絡を取りづらい報告者はBの数少ない友人とコンタクトを取り
Bの近況を聞き出そうとするが、そこで思わぬ話を聞いてしまう。
なんとBは中絶し報告者と別れた後経過が悪かったのか既に亡くなっていたのだった。
遅まきだがせめて両親に謝罪に行かなければと思った報告者。
Bは一人娘で謝罪する報告者に父親は一言も口を聞かなかった。
母親は「法律上あなたに責任はないけど、私達はBを殺したのはあなただと思っています」と断言。この母親の怨念こそが現在報告者を苦しめている原因であった。
母親と直接対峙した事で恨みの念は益々増強され、悪夢はより具現化、
報告者の体調はいっそう悪くなる。
霊能力者は忘れるしかない、両親に謝罪などせず遠ざかるようアドバイスするが
もはや報告者も当時は全く覚えなかった罪悪感を今更なかったことにはできないのだった。報告者はクズすぎて自業自得だけど両親がひたすら気の毒。
母親が恨みの念を募らせすぎて本人も不幸になっているんだけど
それこそ一人娘の死を忘れて幸せになんて無理な話だしどうしたらいいんだ…
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241:本当にあった怖い名無し:2013/01/24(木) 23:49:44.33
- >>238
後味悪いっていうか胸糞悪いわ
その報告者マジで祟りが高じてしねばいいのに
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242 :本当にあった怖い名無し:2013/01/25(金) 00:49:40.05
- >>238
Aの両親は、Bの顛末を知らなかったとしたら
ものっすごい慧眼だな。