殺人は容易だ(アガサ・クリスティ)

311本当にあった怖い名無し:2013/06/13(木) 02:42:53.68
ミスマープルの「殺人は容易だ」という話。

主人公のジェーンマープルが、同じ列車に乗っていたある老女から
「今からロンドン警察に通報にいく。あれは殺人だ」
というよく分かんない話を聞かされる。
その後すぐに、その老女がロンドンで事故死したことを
新聞で知ったマープルは彼女の住んでいた村を訪ねる。
その村ではここ最近何人か事故で死んでいて、
マープルが来た日もある人物が亡くなっていた。


312本当にあった怖い名無し:2013/06/13(木) 02:45:29.02
好奇心旺盛な主人公は、村に泊まり込んで色々と調べ始めるんだけど
この辺、人間関係が入り組んでる上にどんどん死ぬし、
あと外人の顔と名前がイマイチ覚えられなくてストーリーだてて説明できないので申し訳ないです。

犯人は、20年くらい前に知的障害の弟を転落事故で亡くした女性。
当時、二人きりのきょうだいなので弟の面倒をみなくてはいけないからと
少佐と呼ばれる男性のプロポーズを断る。
少佐はショックを受けるけど、すぐに別の女性(しかもプロポーズを断られた女性とは親友)と結婚する。
結婚する少し前に、知的障害の弟は転落事故で死んでしまうので
少佐とのことはタイミング悪かったなという感じなんだけど、
この事件がそもそもの殺人の始まりだった。


313 本当にあった怖い名無し:2013/06/13(木) 02:47:52.88
ふられてショックを受けた少佐は知的障害の弟を連れて酒場で無理矢理酒を勧めた。
弟は飲めないお酒でフラフラになって、少佐に男女の愛とはどんなものか?とたずねた。
少佐はいい気分で、女性経験のない弟にセックスについてあれこれレクチャーする。
興奮した弟は姉をレイプ。

身持ちが固く真面目な姉はそのことに耐えられず、弟を転落事故に見せかけ殺してしまう。
しかも不幸なことに、彼女は弟の子供を妊娠。
村の医師に、友人のこととして相談するが中絶を断られる。
切羽詰まって薬草に詳しい女性に中絶できる毒薬を調合してもらうが踏ん切りがつかず、
生まれた子を川に流して捨てる。

ところがその子を川下で友人(少佐と結婚した人)が拾い、子供は養護施設に預けられる。
友人は結婚前に元カレに会ってデートを楽しんでいた最中だったので、
このことはずっと結婚相手である少佐には内緒にしていて、
友人である犯人の女性にだけ打ち明けていた。


314 本当にあった怖い名無し:2013/06/13(木) 02:58:02.83
そうして20年あまりが経ち、アメリカから若い娘がこの村にやってきた。
娘は村の事を色々と調べている。
犯人の女性は自分の子供だと気づき、当時の事を知られまいと
キノコなど自然の毒を使って関係者を次々殺していく。

少佐の妻である親友を殺した辺りでマープルに見破られ、
村の人達の前で真相を告白するよう迫られて正直に言うんだけど
20年間、弟にレイプされた過去をひきずって新しい恋もできず
好きだった男は親友と結婚して村の名士として成功してるから関わらずに過ごすこともできず
過去のことで村人から脅されはじめるわ、
レイプの原因は好きだった男が作ったとマープルから知らされるわ
最終的に原因を作った少佐が「悪魔め…!」と吐き捨てるように言うのが何とも後味悪かった。


315 本当にあった怖い名無し:2013/06/13(木) 06:38:33.41
それはテレビドラマ版やね
原作はマープルじゃないらしいけどやっぱ違うんかな?

317 本当にあった怖い名無し:2013/06/13(木) 08:16:09.64
>>311
懐かしいな。原作はバトル警視が探偵役だね
普通「凶悪な連続殺人犯」と言われると男性を想像してしまうことを利用したミスリードなんだよな

 

殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
殺人は容易だ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)