警視庁捜査一課9係/season7第3話 「シェフ殺人事件」
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88:警視庁捜査一課9係 1:2013/07/15(月) 10:02:26.23
- テレ朝系列でやってた刑事ドラマの中の一話。
カリスマシェフが殺された。
捜査線上に数人の容疑者が浮かぶ。一人は、とあるレストランの息子A。
殺されたシェフは人気TV番組を持っており、
いろいろなレストランの自慢料理を格付けするというもの。
かなり辛辣な評価を付けるのが常であり、酷評されたAも強い抗議をしていた。
しかもA父のレストランはTVでけなされたことをきっかけに客足が落ち、
30年来の店を閉めていた。一人は、自らオーナーシェフを務めるレストランの副料理長。
自分のレシピを徹底的に守らせ、副料理長が作ったオリジナルの料理は
味見もせずに捨てるなど厳しい態度であたっていた。
一人は、別れた妻。
離婚の理由はシェフの浮気ということになっていたが、
実は別れたかったのは妻の方で、夫にハニトラを仕掛けたのだった。
シェフは最近になってそれを知り、「慰謝料だけでも取り戻したい」とぼやいていた。
妻は公務員と再婚しているが、金銭トラブルから事件に発展したのではないか?
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89:警視庁捜査一課9係 2:2013/07/15(月) 10:03:12.09
- 捜査が進むにつれ、意外な事実が浮かび上がってくる。
まず、Aは既にシェフを恨んではいなかった。むしろ感謝しているという。
実は番組放映後、A父子はシェフを店に招き、もう一度料理を試食してもらっていた。
固唾をのんで見守る父子の前で、シェフは「やはり美味しくない。」という。
気色ばむAにシェフは言う。
「しかし、こんな味で30年やってこれたとも思えない。
最近になって味覚が変わったのでは?体に不調はありませんか?」
…A父は精密検査を受け、味覚神経に影響する腫瘍が見つかった。
早期発見だったので仕事にも復帰できそうだ。
シェフにはいくら感謝しても感謝しきれない。副料理長に辛く当たっていたのは、いずれ独立させる心算だったからだ。
オリジナルのレシピはいつか自分の店の看板料理にするためにとっておけということだった。
傍から見ると理不尽なイビリに見えたが、本人たちには信頼関係があったのだ。元妻がシェフと別れたかったのは、シェフが娘に甘く、
食べたがるものをなんでも与えてしまうからだった。
娘は子役モデルとして芸能活動しており、妻はもっと上を目指そうとしている。
だが、まだ何分にも子供なので自己管理はまだできていない。
食べたいだけ食べていたら太ってしまう! …実は妻自身が元子役。
成長期に太ったために仕事が来なくなり
(真偽は不明だが少なくとも本人はそう信じ込んでいる)挫折。
「なぜ私が食べすぎるのを止めてくれなかったのか!」と自身の親のことも恨んでいる。
…かなり偏執的な性格でそれはそれで問題ではあるが、
それだけに娘の将来を棒に振るようなことは絶対しないだろう。では、犯人は?
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90 :警視庁捜査一課9係 3:2013/07/15(月) 10:04:37.19
- 真犯人は、元妻の再婚相手。
「真面目だけが取り柄の冴えない男」という自覚のあった彼は、
妻を心から愛していたし、連れ子のことも可愛がっていた。
だが連れ子は継父に懐かなかった。幼い娘にとってシェフは
「おいしい物を好きなだけ食べさせてくれる優しいお父さん」。
継父がどれほど愛情を注いでも娘には届かない。
思い詰めた継父は衝動的にシェフを殺してしまったのだった。「娘の父親は私だ!私だけだ!」と叫ぶ再婚相手に刑事は言う。
「…シェフも同じことを思っていたんですよ。」
A父子は腕のいい専門医がいるという理由で東京から離れた病院に入院していた。
シェフは多忙にもかかわらず、そこまで見舞いに足を運んだという。
そこで彼はA息子がA父の亡妻の連れ子だと知る。
血のつながりがないにも関わらず屈託なく軽口を叩きあい、
強いきずなで結ばれた「親子」。その姿を見てシェフは自分の娘のことを思った。
シェフは、娘が新しい父に馴染まないのは自分のせいではないかと考えた。
娘が新しい家族と幸せに暮らすためには、自分が身を引くべきなのだ。
「シェフが殺される寸前まで書いていたメモは、あなた宛てです。
(娘)ちゃんの好きな料理のレシピだったんですよ…。」最初、傲慢でイヤなヤツなのかと思われたシェフが
いい人過ぎてむちゃくちゃ後味悪かった。
(まあ、ハニトラに引っ掛かっちゃった時点でダメだとは思うけど)
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112 :本当にあった怖い名無し:2013/07/16(火) 07:31:05.94
- >>88
格付け番組だの離婚だの、川越シェフがモデルなのか?