教師の後悔

214本当にあった怖い名無し:2013/07/19(金) 04:28:13.36
自分の出身校の年輩の教員から聞いた話

一応自分の母校は進学校で、
東大生を20人30人輩出するような高校だった
その教員がもう少し若かった頃はまさに全盛期で、
更に多くの人数が東大や医学部へ進学していた

しかしどんな集団にも上がいれば下もいる
それに学校としては、下位の学生を人並みにするよりは
優秀な学生を確実に名門大学へ進ませたいという思いがどうしても強くなる
優秀でない学生は孤独で苦しい受験戦争を戦わなくてはならなかった

そんな学生の中でどうにも要領の悪い子がいた
サボり癖があるわけでもないし、
勉強には熱心に取り組むのに今一つ成績が上がらない
それでもその子は必死に勉強してなんとか中堅大学に合格し、
担任だった教員に親子でお礼の挨拶に来た

ただ、その時は同様な合格の報告(学校本命の学生達)が
次々舞い込んでいたので、教員もそちらに気をとられて
親子を適当に扱ってしまった

そんな教員を見た生徒の父親が苦笑しつつ一言、
「やはり良い大学に進まなければ価値はないのですか」

何年も経った今でも教員はその言葉が忘れられないんだそうな
自分があんな態度をとったばかりに、生徒をどれだけ傷つけてしまったのかと