マジンガーZ/ブロッケン伯爵(永井豪)
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408:本当にあった怖い名無し:2013/07/26(金) 09:34:22.26
- だいぶ前に文庫で読んだマジンガーZの話。
主人公は祖父から受け継いだ巨大ロボを操る兜甲児。
世界征服をたくらむ悪の組織と戦っていく。悪の組織の幹部、ブロッケン伯爵が兜甲児に戦いを挑む。
ブロッケン伯爵は頭と胴体が分離しており、
自分の腕で自分の頭を小脇にかかえているスタイル。機械獣(敵側の巨大ロボ)の体にカプセルを取り付け、
そこに市民を突っ込み人質にするという卑怯な手を使ってきた。
マジンガーが攻撃すると人質が死ぬぞ、と兜甲児を脅すブロッケン伯爵。
カプセルの中では市民が助けを求めている。
事実、マジンガーの攻撃でカプセルが割れ、中の人質がバラバラになってしまう。
「あーっ!!」と目を覆う兜甲児。
「お前が殺したんだぞ!!」と勝ち誇るブロッケン伯爵。ここまではシリアスタッチ。
で、ここからどうかして逆転するんだけど、そこはすっかり忘れた。機械獣をぶっ壊して、ブロッケン伯爵も首だけになるんだけど、
その首を「よくもやりやがったな」と蹴っ飛ばしたりして、
伯爵のリアクションも「コンナロー」とかそんなので、軽い。
前段のシリアスさはどこへやら、いきなりコメディタッチになる。文字通りバラバラにされた人質の悲哀も、
不可抗力とはいえ殺してしまった主人公の葛藤とかもなく、
はたから見れば楽しそうにやり合う兜とブロッケン。何とも後味悪かった。
というより、物語としての整合性のない、
出来そこないの料理を食わされたような気分になって、腹が立ったよ。
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414:本当にあった怖い名無し:2013/07/26(金) 14:42:51.88
- >>408
それはね、当時売れっ子で五本の連載&アニメを抱えていた永井豪が
デビルマン一本に情熱を傾けたので他の四本は無理矢理終わらせたからだよ。
同時期のキューティーハニーも学園全滅・親友惨死の超シリアス展開から
いきなり知り合いの記者宅に居候のHコメディ→
そのノリでラスボス戦突入→真の敵は逃すで終わってしまった。まあ、マジンガーとハニーはアニメがヒットして
いい出来になったからまだ救いはあるけど
あばしり一家は悲惨…元が何でもありなギャグ漫画とは言え
まさに打ち切りそのものだった。