ぼくらシリーズ(宗田理)

229本当にあった怖い名無し:2013/08/30(金) 00:45:16.20
宗田理ぼくらの7日間戦争シリーズが後味悪さがちりばめられている。

映画にもなった第一弾の七日間戦争、映画では立てこもったのは
仲良し男女グループ10人弱だったけど原作だと同じクラスの男子全員。
もちろん仲がいい奴らもそれほど仲良くない奴らもいるわけで
主人公英二は出席番号の関係で一緒に見回り役になった
がり勉(小倉だか小黒)と初めてプライベートな話をする。

がり勉がそもそもがり勉になった理由は官僚だった父親が
上から出世と引き替えにやっていない罪をかぶるよう言われ
言うがままになったらあっさり反古にされ自殺に追い込まれたという出来事から。
愚かな父親を蔑みつつ、同じようにならないよう必死で勉強に励んでいたが
どれだけ頑張ってもクラスの天才中尾には勝てなかった。
それでもどれだけクラスメイトらに馬鹿にされようが自分にはこの道しかないと語るのだった。

後主人公らが高校一年になった時の話も後味悪い。
話は中学時代の同級生麻衣が高校に進学してからぐれはじめ
瀬戸内海にある個人の戸塚ヨットスクール的施設に入れられ脱走し
主人公達に助けを求めた事から始まる。
そこは更正施設とは名ばかり、やくざ者が少年少女をいたぶり支配する地獄だった。
最終的に主人公たちがやくざ者に制裁を加え彼らを救出するんだが
元々親に見捨てられた者だったので結局彼らの大半は
また別の更正施設に送られる…と救いがなかった。


231本当にあった怖い名無し:2013/08/30(金) 06:33:57.02
厚生施設=絶対に幸せに育てないところっていう扱いは後味悪いね

 

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