水商売の母親

母が子どもだった頃、水商売の片親の女の子がいたらしい。
その子はすごく優しい子だった。
しかし、当時は水商売も片親も世間体が悪く、
「あの子と遊んじゃダメよ」ときつく言われていた。
母も、その子から何かされたわけではないが、
親に逆らうのは悪いことだと思い、距離を置いた。

ある日、母はその子から「うちでお誕生会をやるから来ない？」と誘われた。
しかし、親に怒られると思い母は断った。
お誕生会当日、母の妹が面白半分でその子の家を見に行った。
当時、母のクラスでは友達同士でお誕生会を盛大まではいかなくても
ワイワイとやるのが普通だったが、窓から見えたのは小さい弟と母親と女の子だけ。
手料理もたくさん用意してあった。ケーキもあった。
母親と弟は笑顔で「○○ちゃんおめでとう～」と言っていたが、
女の子は下を向いて泣きそうな顔をしていたらしい。

母の妹はいたたまれなくなってすぐに帰った。

その後、その女の子がどうなったのかはわからない。

母が小さい頃、親の知り合いだかのお金持ちの親子が家に遊びに来た。
子どもは男の子と女の子の２人兄妹で、２人とも名門小学校に通っていた。
(全国的に有名なレベル)

特に女の子は、「和子」「茂子」みたいな名前が当たり前だった時代に
「れいか(仮名)」みたいなえらく洒落た名前。
洋服も高そうなワンピースで、髪はさらさらのロングヘア、(母は刈り上げに近いおかっぱ)
言葉遣いも丁寧で、漫画に出てくるような美少女お嬢様だったらしい。

母自身はその後とくに交流はなかったそうだが、
親に「あの子達今どうしてるのかな？」ときくと、
「お兄ちゃんは○○大学(高偏差値)で、お医者さんを目指してるみたい。
　妹がね…」と口を濁す。

妹は、高校も行かず変な男と駆け落ち？して、家から絶縁されているらしい。
今何をしているのか、家族すら知らない。

母は、「あんなに可愛かったのに何があったんだろうね？人生わかんないもんだねー」
と笑っていたが、そのお嬢様の転落ぶりを考えるとなんとも後味が悪かった。

こういう子が身近にいたからこそ、
今のナマポもらって堂々としてるDQNをワイドショーで見ると考えられないってよく言ってる。
昔は在○やナマポは差別というより
触れてはならない、関わってはいけないのが当たり前だったってさ。

この時間に居る客なんてカップルかDQNか俺みたいな夜勤明けの労働者ぐらい
ところが、珍しく親子連れが居た
20代の、どこからどう見ても水商売って感じの母親と5歳ぐらいの男の子
「おいおい、こんな時間に子供連れて外出かよ」と思いつつ買い物

買い物が終わって駐車場（駐輪場）に移動中、さっきの男の子が居た
ゴミ捨て場の柵をジャングルジムに見立てて登っていた
一応駐車場なんでライトはあるもののまだまだ暗い
落ちたら大怪我するだろうに・・・と思いつつバイクに乗る為の準備
メットを被る時に何気なく男の子の方を見ると

なんと駐車場で放尿していた

すぐ近くにトイレがあるのに行かず、駐車場のど真ん中で放尿するガキ
その直後母親がやって来たんだが、注意もしないし叱りもしない

>>472の話で「昔は水商売も片親も世間体が悪かった」とあるけど
これって単なる偏見じゃなくて
実際に碌でもない親や子供が多かったんだな、と思わせるに足る出来事だった
勿論、全ての水商売母や母子家庭がそうだとは思わんけどね

仮に自分にこの放尿小僧と同じ年頃の子供がいたら
やっぱり「あの子と遊んじゃ駄目だよ」と言っちゃうだろうな
なんか要らぬトラブルに巻き込まれそうだから