聖闘士星矢/サガ反乱編(車田正美)
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298:本当にあった怖い名無し:2013/11/26(火) 21:10:16.94
- 星矢で後味悪いのは原作本編13年前のエピソードだと思う。
アテナを補佐する次期教皇に双子座のサガと射手座のアイオロスという二人の候補者がいた。
どちらも仁智勇に優れた強者だが、誰にでも優しく心清らかなサガが
自他ともに次期教皇かと思われていた。しかし教皇はアイオロスを指名。
サガはその場ではしおらしく「アイオロスの補佐に撤します」とか答えるが
教皇が一人になったところを狙って異議を申し立てにいく。
教皇は「確かにお前は非の打ち所がない素晴らしい青年だがどこか黒いものを感じる」と理由を語る。次の瞬間サガは教皇を殺害。
サガは清らかすぎる精神の反動でか悪の人格を持ち合わせる二重人格者だったのだ。
サガは教皇の仮面と衣服を身にまとって教皇に成り済ますと
その足で降誕したばかりの赤ん坊アテナを殺害しようとする。しかし間一髪のところでアイオロスが助けに入り、
教皇の振りをしたサガは「アイオロスが謀反を起こした!」と周りに知らせたため
アイオロスはアテナを抱えて逃走するはめになる。その後アイオロスは追っ手に差し向けられた仲間から深手を負い、
アテナと自分の聖衣を城戸光政老に託して死亡。
以後13年間サガは教皇に成り済ましアイオロスは逆賊の汚名を着せられた。さらにアイオロスの弟アイオリアは逆賊の弟という事で
実力はありながらも冷遇され格下の戦士たちからも軽く見られる立場に置かれる。
13年後に真のアテナを擁した主人公たちの活躍で真実は暴かれサガは自決するが
それだけの事をやっておきながらろくに謝罪もせず罰も受けず
「サガもつらかったんだよ」みたいな扱いされるのが後味悪い。一応サガ視点で見ると生意気な弟のせいで苦労したエピソードもあって
可哀想な部分もないではないけど作中でもファンの間でも
サガを糾弾する声はほとんどないのがもやもやする。
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299:本当にあった怖い名無し:2013/11/26(火) 21:19:33.41
- 補足すると一応本来のサガ本人は正義のために生きたいのに悪がそれを許さず、
サガもその人格を御し切れないという点では少しは擁護出来ると思う。しかし本当に清らかなら成り済ましたり他人に濡れ衣着せずに
自ら罪を認めて公表すべきじゃないのかと。
世間の混乱を避けるためと言いながらも結局は保身第一なのに
作中でもファンからも可哀想な人扱いなのが分からん。自分としてはサガというキャラは好きだけど
そのやった事は擁護できるようなもんじゃないと思うが
星矢ファンの間ではそうではないのでびっくりした。