終りに見た街

150 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/24 23:17
1980年代に見たドラマ
ある家族がタイムスリップして、太平洋戦争下の東京に行ってしまう。
家族は東京大空襲が起こることをしっているので、いろいろ迷った挙句みんなでビラを作り、
「空襲が起こる」ということをふれてまわるが、
その時に空襲が起こる。空襲は歴史より早く起こってしまう。

爆発のショックで家族はもう一度タイムスリップしてしまい、
現代に戻って来るが、そこは核戦争で焼け野原になった現代だった・・・。
左腕を失って、瓦礫の中で気づいた父が、
横に倒れている瀕死の見知らぬおじさんに「今は何年ですか?」とたずねると
「せん、きゅうひゃくはちじゅう・・・・」と言って、そこで息絶えてしまう。

ラストお父さんは「え?はちじゅう何年ですか?あなた、あなたーーー」
と言ってラスト。エンドロールになってしまいました。

この親子は無事に帰ることができるだろうか?歴史は変えられるだろうか?
ということにばかり注目して、同情していた視聴者が、
突然現代にもどってきたはずが、その現代がなくなってしまった。
つまり、自分だってひとごとじゃないぞ・・・と思い知らされる
大変後味の悪いラストでした。


152 名前:なかにし霊 ◆9pAYchd. 投稿日:02/02/24 23:31
>>150
漏れも見た。原作は堺屋太一だったと思った。
ラストシーン、溶けたラジカセががれきに転がっていて
現代だと知れる場面が気味悪かったぞ。

154 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/25 03:23
>150 >152 これって確か山田太一の原作&脚本だったような…
主役は役所広司だったっけ
破滅を知っていながら変えることが出来ない歴史の流れ…佳作でしたね

162 名前:ぽこーてぃん ◆aPOKOW7A 投稿日:02/02/25 08:31
>>154
「終わりに見た街」じゃなかったっけ?
一家はなんとか状況を変えようと反戦ビラ作ったりしてるんだけど、
高校生と中学生の息子と娘は周囲に順応していき
「父さんは非国民だ!」って、オヤジに詰め寄っていたのを覚えてるよ。

163 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/25 09:03
>154
過去にタイムスリップして、また現代orちょっと未来にタイムスリップしなおしたの?
私の記憶の中では、実は過去にタイムスリップしたと思っていただけで、
未来の日本にタイムスリップしていたのだ…というオチだと思っていたよ。
未来だからといってかならずしも科学技術が発達しているわけではなく、
退化してしまっていたのですな。

164 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/25 09:08
>>163
それは別の話と混同してるのでは。

180 名前:オヤジ 投稿日:02/02/25 23:54
>>162
息子は、現代ではどうしようもないヤンキーなんだよね。
なんだか頭悪そうでよわっちい奴。
それが大東亜のイデオロギーに触れているいるうち
妙に筋金入りの愛国青年になって
「お父さん!このままでは日本が駄目になってしまいます!」と
説教し始める。なんだかなあだった。

181 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/02/26 09:20
>>180
「上の言うことは絶対」「集団で暴力行為を行う」という点では、
ヤンキーも軍隊も似たようなものなのかもしれん。

 

終りに見た街 (小学館文庫)
終りに見た街 (小学館文庫)(原作)