しゅるしゅる(小池真理子)
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16 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/08 07:42
- 小池真理子の「しゅるしゅる」はがいしゅつですか?
怪異そのものより、お手伝いさんの淡々とした態度が
後味ワルー
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20 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/08 18:39
- >>16
詳細キボンヌ!
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24 名前:しゅるしゅる 1/2 投稿日:02/05/08 21:14
- >20 小池真理子「しゅるしゅる」
主人公は小さな広告代理店を経営している女性。
最近、不運続きである。
恩人の死で仕事は全くうまくいかなくなり、
学生時代からの恋人には別れを告げられる。
おまけに彼のために無理して買った一戸建ては欠陥住宅。
とうとうある日、主人公は体調を崩して倒れてしまう。主人公を優しく看病したのは、お手伝いの女性だった。
暖かい陽光の差す部屋で彼女の作ったお粥を食べているうちに、
主人公は逆境を乗り越える気力を取り戻す。
親子ほど歳が違うせいか、彼女とは今までゆっくり話したこともなかった。
主人公は看病のお礼にと、その純朴そうなお手伝いに羊羹をすすめ、
一緒にお茶をすする。
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25 名前:しゅるしゅる 2/2 投稿日:02/05/08 21:15
- ひとしきり身の上話をした後、「是非話したいことがある」とお手伝いは切り出した。
お手伝いの住んでいるマンションでは、入居者が必ず死ぬ部屋があるのだそうだ。
彼女はその部屋で、しゅるしゅると音を立てる「小さな黒い毛糸玉」を見たという。
入居者が死ぬと部屋を出ていき、新しい入居者が来ると、まるでどこかでじっと
待っていたかのように、それは再び入ってくる。主人公は、次第に気味が悪くなってくる。
「ねえ、どうしてそんな話を私にするの?」「十日くらい前、玄関の脇で、何か見覚えのある小さな黒いものがうずくまっている
のが見えたんです。それはしゅるしゅるとぐろを巻くように回って、洗面所の窓の
隙間から、するりとこのお宅に入っていきましたんでございますよ。
…こういうことは是非ともお耳に入れておくべきことですからねぇ」思わず固まる主人公を尻目に、お手伝いは
「これ、全部頂いてしまってよろしいでしょうか」
幸せそうに羊羹を頬張る……。以上です。文章上手じゃなくてすみません。
黒い「しゅるしゅる」より、お手伝いさんのほうがよっぽど怖いよー。
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28 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/08 21:36
- >>24
めっさ怖い・・・仲良くなれなかったら言わないつもりだったんだろか・・・。
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30 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/08 22:36
- >24
それ後味悪いと思ってたんだよ
でも作者名もタイトルも思い出せなくて…
わかってスキーリ!お手伝いさんがコワイよね
人の生き死にを、蟻の観察と同レベルに
捕らえてそうなのが…