誰も救われない

239 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/08 16:01
以前BSかなんかで深夜やっていた短編映画。

酒場で飲んでいて泥酔した男(主人公)が、裏口から石畳の暗い路地へでた。
明かりは月明かりだけ。上機嫌な主人公。タバコを吸おうとする。
そこへ物取りの男が主人公に絡むが、親切そうな男が追っ払ってくれる。
親切な男は、「大丈夫か?」などと声をかけ、
取られたものはないか、主人公の持ち物を探り始める。
しかし、この親切そうに近づいてきた男も物取りで、主人公から財布や腕時計などを奪い、
挙句の果てには「親切なやつなんかいない」などの捨て台詞を吐き、ナイフで主人公の腹を刺した。
その場に倒れ込む主人公、何とか上半身を起こし、壁(?)にもたれかかる。

泥酔していた主人公は助けを呼ぶことも出来ずにいると、酒場の裏口からごみ捨てのおじさんがでてきた。
おじさんは主人公を見るも、ただの酔っ払いだとおもい、店の中に帰る。
次に、路地の向こうのほうから一人の若く美しい女が叫びながらやってくる。
主人公のところまで来ると、その女はなぜ叫んでいたのか、取り乱しながら訴える。
内容は、「黒人とヤッて中田氏された。そんなことはどうでもいいが、
その黒人はHIVのキャリヤーで、感染してるか楽しみだ、と言われた。」
そう告白した後、主人公が刺されていることに気付く。
が、放置して去ってしまう。
もう一人くらい主人公と絡んだヒトがいた気がするが、最後の登場人物。
主人公が倒れている(いつ倒れたかは失念)目の前のドアが開き、神父が出てくる。
そのドアは教会で、少し太った神父は主人公を見て、刺されていることを確認する。
が、一言。
「教会は魂を救うところで、人を救うところではない。」
そのまま主人公は地面を見ながら意識を失っていく。

という映画。主人公は一言もしゃべりませんでした。
とても印象に残っていて、いろいろ考えさせられました。
誰かタイトルとか知ってたら教えてください。もう一回見たい。


240 名前:239 投稿日:02/11/08 16:36
誰も救われないのが後味わるかったです。
細かい台詞は思い出せませんが、だいたいこんな感じだったはずです。。