毛のはえた楽器(藤子不二雄A)

258 名前:245 投稿日:02/11/10 15:42
自分が持っている「藤子不二雄Aブラックユーモア短編集」
の2巻が初版と第2版で内容が差し替えられている事がわかったんですが
だれか初版本に載っていた「ぶきみな5週間・第1週・毛のはえた楽器」
の内容知っている人います?差別的表現に問題があって差し替えられたらしい。

263 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/11/11 14:53
>>258
私初版持ってますよ。

アフリカウガンダの「森の人」と呼ばれるウツミの森の住人をテレビが取材に行く。
ガイドから「彼らを侮るな」「われわれと同じ常識は通用しない」などの説明がある。
カメラでの撮影も許可された場所だけ、隠し撮りは厳禁、なども付け加えて説明されるが、
取材班の中の一人、冒険カメラマンとして名高い毛島だけはなめてかかった態度をとっていた。
彼の顔には大きな黒子があり危険に遭うときはそれがしくしくするはずなので大丈夫なのだと言う。
さて取材当日、取材班はきちんとガイドの言うことを守ったが、毛島だけは守らず、
撮影許可を得た場所以外を無断で撮影してしまう。
そして彼はそれきり他の人の前から姿を消してしまった。
3日たったが、毛島は戻らず。取材班の1人がウツミの森の住人に取材時に売りつけられた、
猿の皮で出来たギターをホテルのテラスで弾いていると
「俺も売りつけられたんだよ」と外国人が1人寄ってくる。
そのギターを見せてもらうと、、、その楽器に張られた皮には毛島と同じ黒子がついていた。

表現的に問題になったと思われる点は、
「ピグミー村」「小人国」「酋長」等の言葉が使われていることと、ガイドのセリフの内容でしょうか。


264 名前:sage 投稿日:02/11/11 14:57
>表現的に問題になったと思われる点は、

ディティールじゃなくて話の構造そのものと思われ。面白いけど。


265 名前:258 投稿日:02/11/11 15:48
>263
サンクス!後味悪いというか気持ちが悪い話だ・・・。