攻殻機動隊 S.A.C 2ndGIG/第18話「天使の詩 TRANS PARENT」

455 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/27 18:09:18
「イノセンス」で有名な「攻殻機動隊」というアニメ。

人気があり、アニメが連続放映されています。
「攻殻機動隊S.A.C 2ndGIG」の第18話「天使の詩 TRANS
PARENT」は、
個人的にはとても後味の悪い話しでした。


467 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/28 03:56:17
「攻殻機動隊S.A.C 2ndGIG 第18話「天使の詩 TRANS PARENT」

2030年 冬、日本の公安に属するバトーと草薙少佐は
第3,4次大戦によって大きな被害を受けながらも、その度に復興してきたベルリンに来ていた。
彼らがベルリンに来た理由、それは「国際的爆弾テロ犯の逮捕」であった。

この爆弾テロ犯は脳以外の体をサイボーグ化しており、次々とその体を変えていたため足取りがなかなか掴めなかった。
しかし各国の共同捜査により、犯人は爆破テロの直前、必ずベルリンに立ち寄っていることが判明した。
理由は不明
手がかりこそ多くは無いが、多数の国から選りすぐられた優秀な捜査官達によって賢明な張り込み捜査が続けられた。

捜査中、バトーは車椅子に乗った一人の少女のことが気にかかっていた。
彼を始め、各国の捜査官達は「光学迷彩」によって姿を隠しながら張り込みを行っていたが
その少女には何故か、バトーが見えているようであった。

少女のことが気になった彼は、少女のことを追いかけた。
少女が立ち寄った場所は教会。
少女は天使の絵画の前で、祈りながら言った。「天使様、パパはいつ帰ってくるの?」
そして少女は自宅である養護施設へと帰っていった。


468 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/28 03:57:41
もしや、と思いバトーは少女の居ない隙をついて、少女の部屋を調べる。
そして結果、少女の父親こそ、爆弾テロ犯であることを突き止めた。
犯人はいつも、ベルリンに帰ってきては、少女にプレゼントを渡していたのだった。
少女と、父親である犯人が出会うのは教会、そして毎回違う体で現れる父親との合言葉

「天使は今日、何をしにいくの?」 「天使は今日、世界中に天使の羽を降らしに行くよ」

その夜、犯人は教会に現れた。娘へのクリスマスプレゼントを片手に。
少女はまだ教会には来ていなかった。
バトーと草薙少佐は苦戦しつつも、犯人を取り押さえる。
犯人は言った。
「頼む。もし娘を知っているのならあの包みを渡してやってくれ。あの子がどうしても欲しがっていた物なんだ」

犯人を完全に取り押さえた時、教会に少女が現れた。
そしてバトーはその時初めて少女の目が見えないことに気付いた。
何も見えない少女は手探りで父を探す。
しかし、少女の手は父親でなく、立ちすくむバトーを掴んだ。

「天使は今日、何をしに行くの?ねぇ何をしに行くの?」

バトーはやりきれない思いで答えた。「天使は・・・」

「天使は・・・?」

「天使は・・・もう・・・どこにも行かない」


470 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:04/12/28 05:29:01
むしろ、父親が罪を重ね続ける事にならなくて良かったんじゃないかと…
切ない話だとは思うけどね。

 

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