ベルセルク/第102話「赤い目のピーカフ」(三浦建太郎)

42 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/07 10:09:37
漫画ベルセルクの中に出てくる「昔話」

ある山奥の田舎村。近くには妖精が棲む、といわれる森があった。
そこに生まれた一人の子供「ピーカフ」は、とんがり耳に赤い目をしていた。
妖精の子供だといじめられるピーカフ。
両親はピーカフを可愛がり、大事に大事に育てていた。
しかし無理人の白い目に耐えられないピーカフは、きっと自分は妖精なんだ、
妖精の森に行けば自分を受け入れてくれるだろう。
と妖精の森へ家出する。
そこにいた妖精たちは、
「おまえは妖精じゃない。人間だよ。
 昔、死に掛けた赤ん坊を人間の男女が連れてきて、助けてくれというので、
 姿が人間でなくなっても良いのなら、助けてやると言ったんだ。
 両親は、姿がどうなっても、生きていてくれればいい、と喜んでいた」
両親の愛情に気づいたピーカフはあわてて村に戻るが、
妖精の森で過ごした一瞬は、外の世界では数百年だった。
両親は既に死亡、村に知っている人は誰もいない。
妖精たちは人間は受け入れてくれない。
知る人のいない人間の村に妖精のような姿では住めない。
村と森の中間の谷でピーカフは泣き続ける。

という話を、戦争に巻き込まれて母親がレイープされ、父親に「俺の種じゃない」
と虐待され続けた少女が話すんだ。「私もピーカフなのよ」とか言って。
ベルセルクはこの前後の巻しか読んだことないけど、
話の救いのなさとグロさでリタイアした。後味悪の集大成のような漫画だった。


43 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/07 12:05:51
ベルセルクはその黒さがウケてるからねー。

44 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/07 19:12:39
そもそもベルセルクの場合復讐が物語の骨になっているからなあ。
確かに精神的に落ち込んでいる時は読むのが辛い。

 

ベルセルク (15) (Jets comics (675))
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