温情

46 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/08 11:25:11
たいしたこと無いんですが、もしかしたら役に立つかもしれない話なので投下

父の会社である町工場での話

夏頃、職安の紹介により年金受給年齢に達しているSという労働者を雇った。
前職は似たような仕事だったらしい。給料は様子見を含め最低の20万程度

さほどの期待はしていなかったものの、それを遥かに下回る腕に困り果てた父は、
せめて工具の整理整頓など、女子供でもできそうな仕事をやらせていた。
年の瀬迫る12月10日、詳しい前職の内容とできる仕事とを聞いたところ「辞めます」と。
しかしこの年の瀬に次の仕事を探すのも大変だろうという温情から、年末までいても良いと話したそうだ。
そして年末に父が、年金の受給を受けているならば週数日でも来ればその足しになるだろうと
そのことを持ちかけてみたものの断って辞めていきました。

そして先月、突然裁判所から書類が。
会社都合の解雇なので一月分の給料とその他の経費含め20万以上の請求が来ました。
まさに昨日、父が裁判所に行ってきました。結局15万少し支払わねばならないようです。

話によれば幾つかすべきでなかったことがあったようで
例えば、12/10に自分から辞めると話しているとしても、その後温情により勤務を継続させていたこと。
その日付で辞めさせるか、自筆でその旨の一筆を取るか、皆の前で挨拶させるかなど、
自分の意思で辞めることを残さねばならないそうです。

今回のように12月10日に「会社都合で」辞めたと労働者が言い張る以上、
水掛け論となってしまい、労働者の方が絶対に強いとのことで、はっきりと辞めさせた年末から
1月10日までの給与の支払いが発生するようです。

裁判に慣れた様子から過去に何度も同じ事をやってきたんだろうとの事ですが・・・
温情掛けて損をするってのは、非常に後味悪いですよ


48 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/08 15:26:45
相手を見る目がなかったね
うちの父も中国人の自称苦学生に同情し、一年ほどただでコピー機使わせてあげて
結局そいつに頼まれた冊子やパンフの印刷や仕事の代金すべて踏み倒されましたよ。
警察に行ったけど、たいした事件じゃないからか捕まってません。

52 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/08 20:48:45
まあ善悪つけてつっこむ話ではないけどさ
これが経営者ってもんだろうね
俺はこういうのが嫌だし出来ないから経営関係には関らずに暮らしてるけど
>>46の父さんも胸のうちで納得してると思うけどな。
優しいモンが馬鹿を見るって話は正論だけど、
優しさを冷徹さで塗りつぶして終わりにしなかったあなたの父さんを俺は好ましく思うよ
この案件だけを見ればね