この森で、天使はバスを降りた

139 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/16(土) 20:33:34
「この森で天使はバスを降りた」
爽やかな感動作と言われてる映画だけど個人的には後味悪…

主人公のパーシーは継父にレイプされて妊娠。
子供に罪はないから、と産むつもりでいたが継父の暴力のせいで流産。爆発して継父を殺してしまう。
五年後、服役を終えたパーシーは新たな人生を歩もうと田舎町にやってくる。
おばあさんが一人で切り盛りする食堂に住み込みで働き、
閉鎖的な町の雰囲気にはじめは心を閉ざしていたが徐々にうち解けるようになる。
が、おばあさんの甥のネイハムだけは彼女を露骨に犯罪者扱いし続ける。
そんなとき、おばあさんが骨折してしまい、
しばらくパーシーとネイハムの妻シェルビーで店を切り盛りすることになる。
おばあさんはパーシーを信頼し、今まで自分でやってきたある仕事を任せる。
それは数日おきに食料を袋につめて庭におくこと。
ベトナム従軍で精神を病み、山に隠れ住んでいるおばあさんの息子イーライのためのものだ。
イーライが生きていることはおばあさん以外誰も知らず、
パーシーも袋を置く以上のことは絶対にするなと釘を刺されるが、
イーライに親近感を感じたパーシーは手紙を袋に入れることから始めて少しずつ心を通わせる。

ところで、おばあさんは10年前から食堂を売りに出しているが全く買い手がつかない。
それを知ったパーシーは作文コンテストを提案する。
食堂が欲しい理由を書いた作文を参加金100ドルと共に送ってもらい、
最優秀者に食堂を譲る、というものだ。
コンテストは大成功。20万ドルものお金が集まり、優勝者も決まった。
しかしパーシーの提案だったと知ったネイハムは金を盗んで消える気に違いないと考え、
自分が管理しようと夜中に食堂に忍び込んで金を袋に詰める。
そこにパーシーがやってきて、イーライに渡す袋と間違って金の入った袋を庭に出してしまう。
翌朝、ネイハムは保安官に対しパーシーが仲間に金を渡したと証言。
パーシーは拘留され、「仲間」を捕まえるため山狩りが行われる。
このままではイーライが完全に壊れてしまう。
パーシーは脱走して危機を伝えに山に入るが、川で溺れて死んでしまう。


140 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/16(土) 20:34:23
疑いは晴れ、パーシーの葬儀には住民みんなが集まった。
ネイハムも弔辞で自分の狭量さ、愚かさを認め涙した。
最後は食堂の新たなオーナーを歓迎するパーティーのシーン。
そこにはイーライの姿もあった。

ttp://www5.big.or.jp/~hellcat/video/spitfire_grill.htm
ここ読むとわかるけど、凄く良くできた脚本。
でもつらすぎる。陳腐でもいいからハッピーエンドを用意して欲しかった。


143 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/16(土) 22:16:03
>139

> 最後は食堂の新たなオーナーを歓迎するパーティーのシーン。
> そこにはイーライの姿もあった。

ここが最上級のハッピーエンドなんすけど。
何見てたんだ?新オーナーの手紙読まなかったのか?


144 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/16(土) 22:24:35
>143
パーシーにこそハッピーエンドを!って思ってるんじゃない?

145 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/16(土) 22:39:52
ヒロインに主眼を当てたらハッピーエンドには見えない。
死んだ後に天使にまつりあげられたってなあ。

152 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/04/17(日) 10:41:28
>>145
邦題も悪いと思う、原題はThe Spritfire Grillで、天使とか出てこない。
普通に一生懸命に生きていた人の話だと思うんだがな。
主人公のことはみんなの心の中には残るんだろうが、
おそらくいずれ印象も静かに消えていくんだろうなと。

 

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