食肉処理場

317 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/09(月) 10:25:48
自分が高校生のころ、そういう食肉処理場へ見学に行った。
そのとき、ここで働く人は公務員だけど、なり手が少ないって話を教師がしてた。
当時は(も)就職氷河期の真っ最中で公務員試験の倍率がン百倍だったんで、
「え?じゃあオレここで働きたいっす!公務員に楽になれるなんて!」と言った。
家畜が殺される姿は確かに残酷だけど、でも自分だって肉食ってるんだから、
そんなことに文句言っちゃいけねぇ、そのうち慣れるよと思ってた。
高卒でも公務員ならいいや!とか甘いことも考えてた。
でも引率の教師は「…」とだんまり。
帰り道で教師が自分にだけ話した内容によれば
「ああいう場所で働くのはいわゆる「部落」の人。
 そうでない場合もあるが、まだまだそのイメージは大きい。
 そしてそのイメージがあるために、それ以外の人は就職しづらい。
 君が前例になるのは良いことだと思うけど、「そういう目」でみられることになるのは
 覚悟しないといけないよ」って。
ぜんぜんそんなこと知らなかった。
で、そのとき2秒で「そりゃたまらん。やめやめ」と思った自分。
今まで「差別」なんてバカのすることだぜ、今はそんな時代じゃないぜと思っていた
自分のその心境にああー世の中から差別はなくらねーなー…と。

321 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/09(月) 12:15:11
>>317
漏れの学校の近くにもあったな~。
部落の近くだったので、動物の皮をなめしてたり、カバンや靴を作ってる家が多かった。
そういう子供達が結構きてた。
自分達はそういう意識をして付き合ったことはないけど、やっぱり親は違ってたな。

317さんの書いたような職業、たしかに引率の先生のような意見もあるが、うちの親は
「部落の人たちは普通の仕事がなかなか貰えないの。だから働かせてもらえる場所は
 貴重なんだし、一般の人が入るとその分あの人たちが働けなくなるのよ。」
って言ってた。

けして差別を助長するわけではありません。 でも現実は厳しいです。


322 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/05/09(月) 12:16:06
>317
サスケとかで有名な白戸三平の漫画で(全部似てるんでタイトルわかんね)
いわゆるエタ・ヒニンの人たちの仕事の1つとして、死んだ牛馬の解体が上げられてた。
片付けたら鍋にして食べる。ていうか腐肉食わないと肉なんて食べられない。
いまなおこんなイメージが付いて回ってるとは恐ろしいね。