サーラの冒険（山本弘）

当初は素直に読める、いじめられっこサーラが冒険者に憧れて成長して行く物語
虚弱な体質ではあるが素質はあり、一度有名な冒険者の霊に憑依された事がある為
その動きを身体が再現する様に努力し開花していく。
師匠の娘である男装少女と惹かれあい恋人関係になる（当然美人に成長して行く）
冒険者の先輩にあたるお姉さんと良い感じにもなったりして順風満帆な雰囲気。

が、物語佳境で恋人の娘が幼少の頃（一桁）レイプされていた過去が発覚、
時間をかけて二人でそれをふっきって結ばれようとする時、
主人公サーラは「愛した者と行為に及ぼうとすると、相手を殺害する呪い」をかけられていた事が判明
更に冒険者として成長し故郷の村で苛めっ子を見返して、幼馴染の娘と良い感じになるも
サーラの恋人の少女は、サーラへの愛情から幼馴染の村娘を生け贄にして悪魔と契約
サーラの呪いを解くも、自らは殺人の罪を負い、悪魔の異形に姿を変えて飛び去る。

あああ最終巻に期待はするが、もうどうしようもない事が大杉だ