るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-星霜編

しかしＯＶＡでその最終回の「その後」が作られる。
剣心は、結婚したあとも、人斬りをしていた過去の贖罪のため
家庭を顧みずあっちこっちで困ってる人を助けようとする。
そのせいで家庭はバラバラ、子供はグレて家出。剣心はボランティアの最中に
流行り病をもらい、奥さん（ヒロイン）にもセックルで感染させる。
しかも剣心、そんな妻子をおいて外国に行く（やっぱり贖罪のため）。
更に途中で船は沈むわ、病気が進行して頭ボケちゃうわで帰国できなくなる。
それを知らない奥さんは、病気の体を押して毎日港に行っては夫の帰りを待つ。
最後にやっと剣心は帰ってくるんだが、妻と再会したところで死ぬ。
最初から最後まで、陰惨で鬱々とした暗い雰囲気で話は進む。

これ作った監督は、自分の子供に「剣心」と名付けるくらいの
原作の大ファンらしい。原作者もこのＯＶＡを気に入ってるらしく
「これは公式ストーリー」発言してるらしいんだが、
爽快冒険活劇だった原作が好きな人には悪夢のような蛇足だと思う。

でもまーその後で作者が描きたいように描いた漫画は
人気が出ずに打ち切られたね。
作者が描きたい漫画＝面白い漫画と限らないんだろうな。
けどさ、やっぱり連載中にあからさまな方針変更は頂けない。

しかしそれ以前に、厨房時代読んでた少年漫画の主人公とヒロインが
中年になって家庭壊れて病気がセックル感染でとかいうのは
後味悪すぎて見たくなかった。

>>351
剣心はセックルで感染したわけじゃないし、性病に限定されてる感じじゃない。
でも脳やられちゃったりしてたし、梅毒をイメージしてる雰囲気はあった。