楽園の問題(岡崎二郎)

387 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/21(日) 15:07:38
岡崎二郎「楽園の問題」

あるとき、テレポーターが発明される。
それは、発信元の物質を素粒子レベルで解析し、分解する。
そしてそのデータを発信先に送信し、再現すると言うもの。

テレポーターはあっという間に普及するが、主人公の社長はそれが気に入らない。
単に分解されるのが怖いというのもあるが、テレポートした周りの友人がどことなく
「変わった」からだ。

しかし、その社長も、どうしても間に合わなければいけない会議のために、
強制的にそれを使わされる。結果、無事に着いた…はずなんだが…

確かに再構成されるときに、記憶やら何からまでは再現されるが、
「魂」は送られていなかった。
つまりテレポートされた途端に、当の本人は死んでしまうと言うこと。
その結果、地獄天国並びに中宇(そこに行くまでの控えの場所)すらも一杯に。

「テレポーターのお陰で、下界はますます物質的に繁栄する事でしょう。
だがそこは自我の無い世界、意味の無い世界なのだ…」
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さらに後味悪いことに、これをパクッた某落ち目の漫画家が居て、
2chのスレで一瞬にしてそれを指摘されたことがあった。

 

アフター0 6 文庫版特別編集 (小学館文庫 おF 6)
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(小学館文庫)