セーラー服と機関銃(赤川次郎)
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419 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/23(金) 01:12:42
- セーラー服と機関銃がドラマ化するらしいが、あれの終わり方も結構後味が悪かった。
主人公はごく普通の高校生。仕事で出かけていた先で父が事故にあい死亡してしまった。
そこへ、親分が死んだという廃れたヤクザの一味がやってくる。
(ヤクザとはいえいわゆる任侠の人たちで悪者ではない)
親分の遺言で、次の組長は親分の親戚筋の人に頼む事になっていたが、
今残っている親戚は主人公一人しかいない。
いやがっていたものの、父の死の真相を知るために主人公は組長になる事を承諾した。父は麻薬に関わっておりそのために殺されたのではないか…という
不名誉な疑いをかけられていたが、あくまでも事故で死んだことがわかり、
タイトル通りセーラー服姿で機関銃をぶっ放して
薬の売買をしていた敵の組を壊滅させたりして一件落着。
ヤクザ一味も組を解体してカタギになるという。主人公も組長ではなくただの高校生に戻った。
一味の中で一番リーダー格っぽい感じの渋いおじさまがある日、主人公のもとを訪れる。
もう裏の世界の事は忘れればいい、巻き込まれそうになっても知らないふりをしろと言いながら、
今自分が勤めているというまともな会社の名刺を主人公に渡した。
主人公も名刺を渡す。数日後、警察がやってきた。町で殺傷事件が起きたのだという。
若い男同士が刃傷沙汰になり、それを諌めようと間に入った中年男性が死亡したのだという。
話から聞く男性の背格好はヤクザの人と同じもので、
警察が主人公を訪ねてきたのは、男性の遺品から主人公への名刺が見つかったためだった。
主人公は知らないと言い張り警察を帰らせた後で、
男性からサラリーマンとして名刺をもらった事を思い出して
警察に電話をかけて終わりカタギの道を歩み始めた途端にナイスミドルが死んでしまって('A`)